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京都祇園もも吉庵のあまから帖 9 Php文芸文庫

志賀内泰弘

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569904184
ISBN 10 : 4569904181
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
July/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

互いに惹かれ合う美都子と隠善。それを知ったもも吉の苦悩のわけとは。衝撃の事実が明かされる「祇園人情物語」シリーズ第9巻。

【著者紹介】
志賀内泰弘 : 作家。人のご縁の大切さを後進に導く「志賀内人脈塾」主宰。思わず人に話したくなる感動的な「ちょっといい話」を新聞・雑誌・Webなどでほぼ毎日連載中。その数は数千におよぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • よっち

    花見小路を右に左にと折れた先にある甘味処「もも吉庵」。助言を求めて訪れる人々に人生の酸いも甘いも嚙み分けてきた元芸妓の店主もも吉が厳しくも温かい言葉を投げかける第9弾。今回も身近なエピソードも交えながら、息子との関係に悩みすれ違っていた父親、勝算のあるビジネスを提案先の社長から否定された銀行員、夫の最期の願いをかなえられず悲嘆にくれる妻といった人々の勘違いを指摘して、効果的なアドバイスをするお約束の展開でしたけど、思わぬところから明らかになるもも吉がどうしても娘に言えなかった花街の秘密には驚かされました。

  • assam2005

    長年連れ添った夫が亡くなってから数年。いまだ気持ちが欠けたままの毎日を送っている妻。最後に夫が一緒に食べたいと言っていた豆餅を、どんなに並んででも買ってきてあげればよかったとずっと後悔し続けている。その気持をぽつりぽつりと話していく中で、隠善が気づいた夫の優しさに心がきゅうっと鳴く。優しさのすれ違い。そうして三年経って妻が気付いた夫の真意に、亡き夫もようやく幸せになれただろうか。幸せにしたかった言葉が、後悔と寂しさを残してしまった。旦那さんは奥さんを最期の瞬間まで幸せにしたかったんだよ、きっと。

  • みにみに

    もも吉庵シリーズ9作目。何かがうまくいかない人はもも吉庵を訪れる。「心の強い人は心の弱い人の気持ちが分からない」ってよく言うけど「心の弱い人は心の強い人の気持ちが分からない」とは言わないよねと思う。心が強く見える、我慢して頑張ってるとは思ってもらえない。逃げることを自分に許してあげられない人もいるんじゃないかと思うけれど。それだけ消化不良。後半は今までいろんな人を的確に導いてきたもも吉お母さんの過去と美都子の出生の秘密がついに明らかに。まさに人生とは山あり谷あり。誰も悪くないって何だか一番キツいなぁ。

  • まり

    図書館本。前作でもも吉の相手は…って思っていたけど…やっぱりの結果。でもそれよりも、そのことをこんなに素直に受け入れている2人にビックリ。さらに隠善の恋を押すことまで出来るって…。何か怖い。こんなことなら、直前で知った方が良かった気がする。銀行員さんの話はデジャヴかと思った。今回も朱音の気遣いが炸裂。

  • 一五

    いつものように、朱音ちゃんの話も楽しみながら読んでた。最後に えぇ~~~! そんな なんかムリヤリな設定変えせんでも

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