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ISBN 10 : 4585221727
Content Description
「絶滅危機にある日本犬を守らねばならない」日本固有の犬種の保護・飼育を目指して発足した平岩米吉らの日本犬保存会。彼らは、真正なる「日本犬」の姿を追い求め、淵源を探り、7つの犬種を天然記念物に指定することで、純血種の保存をはかっていった。しかし、そこには排除と選択の論理のなかで創り出された「日本犬」の姿があった。近代化、国民国家形成、動物保護、戦争…博物学者・南方熊楠と平岩との対話を起点に、時代に翻弄され、淵源と純血を求められ続けた犬たちをめぐる言説をたどり、日本近代史の裏側を照らし出す。
目次 : 序章/ 第1章 ニホンオオカミは「いつ」絶滅したのか?―平岩米吉と南方熊楠/ 第2章 ジャッカルと日本犬―犬の祖先をめぐる問題/ 第3章 「日本犬」の姿を求めて―近世以前の日本犬/ 第4章 明治期日本の犬たち―洋犬の導入と日本犬の衰退/ 第5章 日本犬保存会と天然記念物―甲斐犬の指定を中心に/ 第6章 昭和初期日本犬の検討―猟犬、使役犬、番犬、愛玩犬/ 第7章 狆と高安犬―日本犬から外された犬/ 第8章 日本犬と戦争―立憲政友会と軍用犬
【著者紹介】
志村真幸 : 1977年、神奈川県生まれ。2000年、慶応義塾大学文学部卒。2007年、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。専門は南方熊楠研究。とくに歴史学の立場から、南方熊楠を近代世界のなかに位置づけ、また動物との関わりを明らかにすることを目指している。南方熊楠研究会運営委員、京都外国語大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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イボンヌ
読了日:2018/04/20
kenitirokikuti
読了日:2017/05/19
ホンドテン
読了日:2018/02/18
takao
読了日:2017/09/15
ヨシモト@更新の度にナイスつけるの止めてね
読了日:2017/06/16
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