Product Details
ISBN 10 : 4763024043
Content Description
染織家・志村洋子の第2染織作品集。あるがままの自然の風景を写す染織がある。また、架空の世界や心のなかの風景―心象を写す染織がある。志村洋子は自らの心象風景をいかに染め織るかを求めてきた作家である。祖母・小野豊、紬織の人間国宝・母・志村ふくみから受けついだ植物染料による絹の紬糸をもちいた「しむらのいろ」を継承してきた志村洋子にとって、染織とは自身の生を染め織るということと同義であり、作品は心象の「鏡」であった。本書は、志村洋子の独自の世界観から生み出された最初期の作品から最新作までを夏目漱石の短編小説『薤露行』をイメージソースとして編んだ作品集。
【著者紹介】
志村洋子 : 染織家・随筆家。東京都生まれ。「藍建て」に強く心を引かれ、30代から母・志村ふくみと同じ染織の世界に入る。1989年に、宗教、芸術、教育など文化の全体像を織物を通して総合的に学ぶ場として「都機工房(つきこうぼう)」を創設。2013年に芸術学校アルスシムラをふくみ、息子・志村昌司とともに開校
森山雅智 : 写真家。東京都生まれ。大学時代を北海道の大自然の中で過ごす。東京に戻り写真家・鍋島徳恭に師事。独立後、日本の伝統文化に関わる撮影を積極的に行う。東日本大震災を機に京都に居住。その後、奈良への転居を経て2022年に本書の舞台でもある滋賀県の近江八幡市に移住し現在に至る。写真集/『BUDO Japanese Martial Arts』日興美術株式会社出版局2018、同書で「2018 International Book Awards多文化ノンフィクション部門」最優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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