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ISBN 10 : 4167924455
Content Description
平凡な主婦が31歳の時に染織の世界に飛び込み、日夜を忘れて仕事に没頭する日々を送っていた。糸を植物染料で染めていたある日、風と光の中で新しい色が誕生した瞬間に巡り合う。失敗を繰り返しながらも道を切り拓き、紬織の第一人者、人間国宝に。植物が与えてくれる自然の恩恵、“母なる色”について綴る名随筆。
目次 : 一章 母なる色(一片の残闕より/ 出会い ほか)/ 二章 山の手帖(山の手帖―緑の壺とおはぐろ/ 山の手帖―ある時 ほか)/ 三章 手は考える(手は考える/ 苦海の桜 ほか)/ 四章 詩篇(神の火花の小さな一点/ 雪間川 ほか)/ 五章 旅の始まりはまぼろし(旅の始まりはまぼろし/ フェルメールの旅 ほか)
【著者紹介】
志村ふくみ著 : 大正13(1924)年滋賀県近江八幡市生まれ。文化学院卒。紬織の重要無形文化財保持者(人間国宝)、文化功労者。昭和30年より織物、植物染料の研究を始める。32年日本伝統工芸展に初出品し入選。34年日本工芸会正会員になる。58年エッセイ集『一色一生』で大佛次郎賞受賞。59年衣服研究振興会の衣服文化賞受賞、61年紫綬褒章受章。平成26年京都賞受賞、27年文化勲章受章。伝統工芸の世界で紬織の芸術的価値を高めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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