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農村の幸せ、都会の幸せ 家族・食・暮らし

徳野貞雄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140882115
ISBN 10 : 4140882115
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2007
Japan

Content Description

かつて農民だった都会人は、農村での暮らしを追慕し、週末援農に憧れる。都会に頼る農村、農村に憧れる都会という歪んだ構造を農村社会学の視点で捉え直し、日本人の「家族」「食」「故郷」の幸せの行方を占う。

【著者紹介】
徳野貞雄 : 熊本大学文学部総合人間学科地域社会学教授。1949年大阪府生まれ。1987年九州大学大学院文学研究科博士課程修了。山口大学、広島県立大学、シェフィールド大学客員研究員を経て1999年より現職。食と農の専門家として日本全国の農村に出かけ、フィールドワークをこなす活動派。全国合鴨水稲会世話人。『道の駅』命名者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • やすらぎ

    セガレよ、そろそろ帰ってこないか。…都会にも農村にも、それぞれの幸せのかたちがある。満員電車に揺られて夜遅くまで仕事する。たくさんの人、たくさんの事が起こる。朝起きて窓を開け、ユッタリとした気持ちで過ごしていたいのに。…「道の駅」を命名した、熊本大学名誉教授、徳野貞雄氏の2007年の著書。これからは多様な生き方が選択できる。農村の楽しみも、都会を謳歌することも。社会経済活動に左右され、働くために都会に住む必要性とは何か。再考の流れは精神的苦痛を受けた人々にとって助けとなる。改めて暮らしを見直す機会になる。

  • 里のフクロウ

    農学出では無い学者が書いた農業再生の本。定年就農して10年を経た百姓の私にとっては、人生の残りが少なくなってきた今、百姓としての締めくくりを考える良きアドバイザーになってくれた。農業振興の考え方については、社会学者らしく人間に焦点を当ててボトムアップの理念を展開しているためこれまでの本とは異なる説得力を持っている。曰く日本やヨーロッパは生活と農業が一体化した生業であるが、アメリカ・オーストラリアは売るためだけの営農である。新大陸型を範とすべきではない。漠然と感じていたことを根拠を示してくれ共感できた。

  • 読書ノオト

    こちらもお薦めされて手に取った一冊。面白すぎて、一日で読み切ってしまった。最近では滅多にない読書体験。副題が「家族・食・暮らし」の順であるように、著者の「家族」を重視する姿勢が際立つ。核家族化はすでに通り過ぎ、「家族の極小化」が起こっていると指摘、この50年間で日本が経ている変化が「弥生〜室町」以降経験したことのないレベルでの激変であることから、様々な歪みが社会的に生じていると見る。世界的/歴史的に異常な飽食状態にすっかり慣れ切った私たちは、これからどこに向かうのか。揺れる豊かさの影で幸せが問われている。

  • deerglove

    「農」の国、日本の稲作の素晴らしさを再発見。とはいえ、ワタシも毎朝ほぼパン食だし、穀物自給率は先進国のなかでも極めて低い水準にある。では、どうすればよいのか。家族をベースに地域を再考する。人が輝けばムラは輝くと。この厳しい状況のなかで頑張る人たちを具体的に名前を挙げて紹介しているところもいいですね。(福岡県の人が多いのが驚き)鴨に使う籠をみて、学者(インチキゲンチャー!)と百姓の違いを痛感するところにも感心しました。

  • 橋本 千春

    日本の農業、農村、お百姓さんを愛して止まない社会学者の先生の本。日本の産業や社会の変遷や、今、抱えている問題について熱く語っていて、一気に読めた、と同時に自分の生き方や社会との関わりについて深く考えさせられた。私自身はムラからマチにやってきた典型だし。

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