Product Details
ISBN 10 : 4525266015
Content Description
近年,非結核性抗酸菌症(MAC症)は呼吸器科医の悩みの種となっている.ガイドラインに従って治療をしてもなかなか菌が根絶できず,ようやく長い治療を終えてもすぐに再発して戻ってくる.かと思えば,特段の治療をせずとも,10年以上も健康に過ごす患者さんもいる.空洞と見間違えやすい気管支拡張症,見落としやすい肺癌の陰影,関節リウマチとの合併症例‥‥などなど.
悩んでいるのは医師だけではない.患者は終わりの見えない長期服薬治療に不安を抱え,味覚障害などの副作用によって著しくQOLが損なわれている.
そのような悩みに真摯に向き合い,医師・患者の両方から高い評価を得ている著者が,どのようにすればMAC症をコントロールできるのか理論化を試みる!
1人1人の患者に丁寧に接することで見えてきたものとは? 免疫力,運動療法,結核病との比較‥‥ガイドラインに書いていないけれども,本書を一読したあなたは思わず「その経験が自分にもある!」「それが知りたかった!」と膝を叩くことだろう.
著者20年の経験とわが国の結核病学の蓄積に基づく,まさに集大成とも言うべき一冊.
目次
0章 NTM症の疫学,自然史,治療後の経過
1章 MAC症の多彩な病像―免疫の視点からの解析
2章 治療開始時期―治療はただちに始めるべきか,当面経過観察でよいのか?
3章 MAC症の治療;レジメン,治療期間
4章 空洞の考え方
5章 治療困難例にどう対処するか?
6章 再発にどう対処するか?
7章 運動と栄養の重要性
8章 MAC症の治療目標
9章 自然経過で治癒するMAC症
10章 MAC症と気管支拡張症
11章 MAC症と肺癌
12章 RAに合併するMAC症
Customer Reviews
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .
