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創るためのai 機械と創造性のはてしない物語

徳井直生

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784802512008
ISBN 10 : 4802512007
Format
Books
Release Date
January/2021
Japan

Content Description

機械とのサーフィンをはじめよう。AIは、私たちの知能を拡張するための「道具」であるとともに、私たちの複雑で豊かな知能のあり方を映し出す「鏡」でもある。AIを創造性のパートナーとする著者が、人間と機械の創作行為の歩みを紐解きながら、クリエイティビティの“変異”を呼び覚ます。

目次 : 第1章 AIはアーティストになれるか/ 第2章 バベルの図書館―AIを通して考える創造性の本質/ 第3章 AIとモノマネ芸人―模倣する機械の歴史/ 第4章 AI美学―AIが表現に与える影響/ 第5章 AIと創造的に付き合うためのヒント/ 終章 AIと創造性の未来

【著者紹介】
徳井直生 : アーティスト/研究者。Computational Creativity and Beyondをモットーに、AIと人の共生による創造性の拡張を模索。AIを用いたインスタレーション作品群や楽曲で知られる。アーティスト、デザイナー、AI研究者/エンジニアなどから構成されるコレクティブ、Qosmo(コズモ)を率いて作品制作や技術開発に取り組むほか、慶應義塾大学SFCでComputational Creativity Labを主宰する。株式会社Qosmo代表取締役/慶應義塾大学政策・メディア研究科准教授/Dentsu Craft Tokyo,Head of Technology。東京大学工学系研究科電子工学専攻博士課程修了 博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • スプリント

    業務処理をこなす。から新たな価値を創造する。 AIがゼロから生み出すことができるのか。とても興味深いテーマです。

  • プロムナード

    AIは「鏡」であり、それを通じて「人間の創造」が解体/再解釈される。“探索空間が十分に広いとき探索と創造は区別できない”というキラーフレーズ…!そしてAIを「道具」と捉えれば、それが不完全な模倣者/外部からのエイリアンとなったときにこそ創造性の本質が現れる。まさに。AIはやがて〈個人の「創作者」が唯一無二の「作品」を創る〉という構造すら消滅するのでしょう。2020年刊ですが技術紹介じゃなく本質論なのでまさに今必読の書。「バベルの図書館」のアナロジーやエイダ・ラブレスの逸話もあり、文系的に興奮します。

  • oDaDa

    「いいねの数や視聴数で最適化された写真や音楽は、私たちの目や耳には心地よく響くことでしょう。しかし、クジャクが美しい羽根の呪縛から抜け出せなくなったように、最適化が文化の進化の袋小路へとつながる道であることを意識する必要があります。 私たちは一般に生物の進化はより高度な生物に…実際には進化はより高度な生物に一直線につながる最適化のプロセスではありません。進化は多様化のプロセスです。すべての動物がホモ・サピエンスになった世界を想像するまでもなく、多様性を失った生態系は非常に脆いといえるでしょう。」p.242

  • ニッポニテスは中州へ泳ぐ

    ☆=5/5 今後「人工知能の創造性」を論ずる際には出発点となるであろう本。 AIと芸術を巡る倫理・自発性・新奇性等にまつわる課題と論点を的確に要約した内容となっている。2020年の現状における最先端の試みから、過去の技術史を巡る考察まで広範なトピックが並ぶ。  過度な主張を抑えた禁欲的な書きぶりが徹底されているが、文章の端々から著者の「AIの持つ潜在性」にかける明るい期待が溢れ出ていて読むのが楽しかった。

  • nosuke

    『創るためのAI 機械と創造性のはてしない物語』は、AIと創造性の関係を通じて、人間の表現活動そのものを見つめ直す契機を与えてくれる一冊だった。AIを単なる道具として捉えるか、それとも創造の一端を担う存在と見なすか――本書はその問いに明確な答えを出すのではなく、私たちに思考の余白を与える。AI美空ひばりと初音ミクの対比から、異質性を楽しむ感性の重要性を学び、「AIガーデナー」という考え方に深く共感した。制御を手放し、AIという未知とともに創るというアート活動にこれからも注目していきたい。

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