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やっかいな食卓

御木本あかり

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784093866538
ISBN 10 : 4093866538
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2022
Japan

Content Description

お義母さん、うちの子に食べ物を与えないでください!孫にごはんを食べさせて何が悪いんだい!専業主婦として家庭を支えてきた料理上手の姑。フードスタイリストだが日々の食事は簡素でよしとする嫁。一つ屋根の下で二つの食卓がぶつかって、やっかいな出来事が次々と巻き起こる。多彩で魅力的な料理シーンも満載!令和時代の家族“食”小説。

【著者紹介】
御木本あかり : 1953年、千葉県出身。お茶の水女子大学理学部卒業後、NHK入局。夫の海外転勤で退職し、その後通算23年、外交官の妻として世界9カ国で生活。本名・神谷ちづ子名義でエッセイ『オバ道』、『女性の見識』などの著書があるが、小説家としては本作がデビュー作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • シナモン

    嫁姑問題、不登校、隠し子、認知症と盛りだくさんな内容だったけど、お話は重くなくて読みやすく面白かったです。自分は凛子、ユキ、どっち側だろうと考えながら読んだけど、凛子に共感してる自分がいて。そうか、私は姑側かとちょっと寂しい気持ちにもなったし老後とか考えさせられた😳美味しいものを前に仏頂面する人はいない。料理の描写がとても魅力的でした。食べること、大事にしよう。

  • sayuri

    確かにこれは厄介だ。専業主婦として家庭を支えてきた料理上手の姑・高畠凛子。かたやフードスタイリストだが日々の食事は簡素で良しとする次男の嫁・ユキ。長男が急死した事で突如次男家族が同居する事に。二世帯同居と言えど互いの食卓事情は筒抜け。気になる姑と放って置いて欲しい嫁。のっけから不穏な空気が立ち上る。それだけでも気持ちがざわつくのに長男の隠し子が現れたり親の病気が発覚したり高畠家の日常は何とも目まぐるしい。家族とはなんて厄介なものなんだろうと思わずにはいられない。苦味にひとさじの愛情をブレンドした家族小説。

  • Karl Heintz Schneider

    義父が亡くなり義母の住む広い家に同居する事になった次男一家。30代のワーキングマザー・ユキはお互いに干渉しないことを重視する。70代の専業主婦・凛子は息子一家のお世話を焼きたいし役に立ちたい。当然のごとく二人の間に火花が散り間に挟まれた長男・建はオロオロするばかり。よくある嫁姑ネタではあるが違うのは語り手が数ページごとに嫁と姑で入れ替わること。立場が変われば、考え方も変わる。なるほどなあと読みながら感心してしまった。30代の頃だったらユキの肩を持ったかもしれないが60代の今凛子に共感しつつある事に気づく。

  • ベーグルグル (感想、本登録のみ)

    面白く一気読みでした。今まで違う世界で暮らしてきた人達が、突然同じ空間を過ごすのは本当に大変だし、自分自身がそうなったら・・・いや、そうなりたくない。でも距離感はちょっとしたきっかけ、歩み寄りにより縮まるとは思うが。食に関する話なので、美味しいものが沢山でした。

  • よっち

    フードスタイリストの仕事優先の毎日を送るユキの夫・健が提案してきた義実家同居。義母・凛子との相性は最悪だと自認するユキは折衷案として「一緒に住むけれど、食卓は別々」を提案する家族小説。夫に先立たれ同居していた長男も事故死した義母・凛子。何かと距離を置こうとするユキが直面する息子の不登校、上手くいかない仕事、独居する母、義兄の隠し子との同居、義姉夫婦の同居。二つの食卓は衝突しながら徐々に境界線を危うくしていく展開で、美味しそうな食事は食べたくなりますが、何だかんだでいい役割分担になってゆく温かい物語でした。

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