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殺人鬼探偵の捏造美学 講談社タイガ

御影瑛路

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062940962
ISBN 10 : 4062940965
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2017
Japan

Content Description

氷鉋清廉。天才精神科医にして、美学に満ちた殺人鬼・マスカレード。海岸沿いで発見された怪死体にはマスカレードに殺されたような痕跡が。新米刑事の百合は紹介された協力者と捜査を開始するが、その人物はあろうことか氷鉋だった!父親、婚約者、恋人の証言が食い違う謎めいた被害者・麗奈を、当の氷鉋と調べる百合。だが、死んだはずの麗奈の目撃証言まであらわれ…!?

【著者紹介】
御影瑛路 : 1983年7月生まれ。2004年、第11回電撃小説大賞で最終候補となった『僕らはどこにも開かない』が異例のイラスト無し小説として刊行され、デビューする。全米最大級のランキングサイト(MyAnimeList.net)の小説部門では並み居るアニメ化作品を押しのけ、ダントツの一位評価を獲得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Bugsy Malone

    お気に入りさんの感想にそそられました。内容はというと、読み終わってみればほぼタイトル通り。しかしそこまでの持って行き方が凄い。ちょっと今迄にはない作りと言うか、一語一語に目が離せない、気が抜けない。しかも本作はまだプロローグといった趣で、次作があるならその展開がどうなるのか、物凄く気になってしまう。面白かったです。

  • まりも

    天才精神科にして、美学に満ちた殺人鬼。これは2つの顔を持つ男・氷鉋の物語である。これは凄い。あまりにも衝撃的過ぎて読後暫くの間は呆然としてしまった。練りに練ったギミック、そして氷鉋清廉という男の狂気に満ちた美学。この2つが噛み合う事で、他では絶対に味わえない強烈な読み応えのある物語となっていました。緻密に計算された構成を一気にひっくり返す大胆さ、感じていた違和感が解消された時のあの感覚。全てが素晴らし過ぎて、最早面白いとかそういう次元すら飛び越えたレベルかもしれません。御影作品の中でも飛び抜けて好きかも。

  • カナン

    凝り過ぎた名前とテンプレっぽい鈍臭い女性キャラの登場で、正直大外れを引いたかと思った。すみません、面白かったです。美しい殺人鬼の正体は冒頭で明かされており、同時に優秀な探偵でもある彼と、殺人鬼への復讐を誓う新米刑事の歪な出会い。殺されたのは果たして本当に彼女だったのか。殺したのは本当に殺人鬼だったのか。追うほどぼやけていく輪郭は宛ら逃げ水のよう。ミスディレクション。それは手品か錯覚か。美学は貫かなければ意味が無い。そして「真実には価値が無い」。殺人鬼探偵が今後どうやって事件を「捏造」してみせるのか楽しみ。

  • hnzwd

    主人公兼探偵兼殺人鬼。設定だけでかなり好みの感じでした。本編もラストの持って行きかたといい、なかなか。トラックは力技な感じではありますが、、どんでん返しもこれくらいなら許容範囲かな。続編を感じさせる形で結構好きかも。

  • えみ

    世間を恐怖に陥れている「殺人鬼マスカレード」氷鉋清廉。彼が己の欲望・罪を隠して「殺人鬼マスカレード」と似た手口で殺された女性の殺人事件捜査に協力する。殺人に美学を見出し一寸の違いも良しとしない。天才精神科医としての表の顔との表裏一体型言動が寒気を感じさせる。一方、「殺人鬼マスカレード」を憎む刑事・百合は氷鉋と共に美しい被害者・妙高麗奈の事件を追う。死んだはずの彼女の目撃証言、死んだはずの彼女の気配…本当に彼女は死んだのか?父親・恋人・婚約者、そして消えた友人達。彼女の周りはきな臭い。殺人鬼が出す答えとは。

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