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日本近代文学との戦い 後藤明生遺稿集

後藤明生

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784840946025
ISBN 10 : 4840946027
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2004
Japan

Content Description

二葉亭、漱石、学生、私語、ウーロン茶、シーシー蝉、雨戸、文部省文体…と格闘する“内向の世代”の作家=後藤明生の遺稿集。連作小説集(表題作)の他、講演・講義録・エッセイ・談話・書評等、“千円札文学論”にもとづく多彩な「格闘」の軌跡を浮き彫りにする。

目次 : 1 日本近代文学との戦い(私語と格闘/ 二葉亭四迷の罠/ 楕円と誤植 ほか)/ 2 謎の探求、謎の創造(三角関係の輻輳―「鍵」の対話的構造/ モノローグとダイアローグ―梅崎春生『幻花』と武田泰淳『目まいのする散歩』/ 講義録より―二葉亭四迷『浮雲』 ほか)/ 3 出会いと伝説(新庄嘉章先生と私/ 消えた座談会/ 不思議な発見 ほか)/ ふっと思い出す話(私の中の「ふるさと」/ 1994年の極私的総括/ エッセイ集と小説集 ほか)/ 麓迷亭通信(麓迷亭通信/ 栗とスズメ蜂)

【著者紹介】
後藤明生 : 1932年旧朝鮮咸鏡南道生まれ。早稲田大学在学中に「赤と黒の記憶」が全国学生小説コンクールに入選。1962年「関係」が文芸賞佳作に選ばれる。1977年『夢かたり』で平林たい子賞受賞。1981年『吉野大夫』で谷崎潤一郎賞受賞。1982年『笑いの方法―あるいはニコライ・ゴーゴリ』で池田健太郎賞受賞。1990年『首塚の上のアドバルーン』で芸術選奨文部大臣賞受賞。1989年より近畿大学文芸学部教授。1999年8月2日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • フリウリ

    二葉亭とロシア、二葉亭と漱石との関係性をネタに、西洋の文学形式である「小説」に、日本人あるいは日本語が適応してきた所産である「日本近代文学」に対して、その批判的継承者としての後藤明生が、あれこれ(あちこち?)考え、綴る、という小説集。なぜこれが、小説としかいいようのない文章となっているかを考えるだけで、ワクワクするし、マーベラス。これらが前半で、後半は講義録や短文などから構成されています。後藤明生は本当に「変な」人だと思うが、67歳での死去はあまりにも早すぎる。8

  • Yasutaka Nishimoto

    文学についての話は、自分に教養がないのを痛感する。こういうのをすらすら読めたら楽しいだろうな…と思う。文学以外のところが面白かっただけに。

  • 津田博司

    近年あまり評価されない「笑い」の効用には学ぶべき点が多い。

  • モーリス

    面白い

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