Book Meter Reviews

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• ロータス

  読了日：2021/01/19

  主人公は団地住まいの小説家なのだが、団地小説とでも呼べそうな団地暮らしならではの発想や思想が垣間見え、そこから何故か安部公房の『燃えつきた地図』を想起した。「故郷喪失者」「失踪」といったキーワードも共通している。とはいえ、あくまでもこちらは平和。こんなに仲が良い夫婦と親子では今後も事件など起こりそうもない。

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