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火の海の墓標 草莽のアジア主義者・市来龍夫とインドネシア

後藤乾一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784839603410
ISBN 10 : 4839603413
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

不況下の昭和初期、海外雄飛の夢を抱いてオランダ領インドネシアに渡った市来龍夫は「一等国民意識」に染まった典型的な日本青年だったが、植民地の底辺の生活に心の安らぎを得るうちに、次第にインドネシア民族運動に共感を覚えていく。彼にとって、「大東亜戦争」と日本軍政はインドネシア独立を支援する存在であり、軍政に参加することは無上の喜びであった。しかし、日本のホンネは資源獲得にあり、独立の約束はウソだった。そのことに気づいた市来は祖国に裏切られた思いに苛まれる。日本の敗戦後、市来はアブドゥル・ラフマンと名を変えてインドネシア独立軍に身を投じ、神出鬼没の遊撃隊の隊長としてオランダ軍とゲリラ戦を闘うが、1949年1月、東部ジャワ、スメル山南麓で壮絶な戦死を遂げる。

【著者紹介】
後藤乾一 : 1943年東京生まれ、65年早稲田大学政治経済学部卒、1973‐2013年、早稲田大学にて教育・研究に従事。現在同大学名誉教授・名誉評議員。関心分野:「アジアの中の近代日本」の通史的・学際的研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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