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なんどでも生まれる

彩瀬まる

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784591181805
ISBN 10 : 4591181804
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

一日一日を自分らしく生ききるための、
止まり木のようなやさしい物語。

「人間は脆くて弱い。そして人生はいつも練習中だ。
運に左右されることも多い。
迷え、変化を恐れるなとチャボの桜は教えてくれる。
ああ、そうだ。このチャボこそ彩瀬まるさんではなかろうか。」
――山本幸久(作家)

「愛嬌たっぷりの柔らかい物語だが、
伝わってくるのは、力強いエールである。」
――瀧井朝世(ライター)
「web asta*」5/20より抜粋

「彩瀬まるの、面目躍如と言える一作。」
――吉田大助(書評家・ライター)
「web asta*」5/20より抜粋


迷うのも変えるのも、生き物ががんばって暮らしているから起こる、
素敵なことです――。
外敵に襲われ逃げ出したところを、茂さんに助けられたチャボの桜。
茂さんは、仕事も人間関係もうまくいかず調子を崩して、
東京の下町の商店街でジイチャンが営む金物店の二階に居候している。
ある日、茂さんを外へ連れ出してくれる相手を探しに出かけた桜は、
さまざまな出会いを引き寄せることに――。
本邦初! キュートでユーモラスなチャボ小説。


■著者プロフィール
彩瀬まる(あやせ・まる)
1986年、千葉県生まれ。上智大学文学部卒業後、会社勤務を経て、2010年「花に眩む」で第9回女による女のためのR-18文学賞読者賞を受賞し、デビュー。2012年に刊行した東日本大震災の被災記『暗い夜、星を数えて』で注目を集める。著書に、『くちなし』(第158回直木賞候補、第5回高校生直木賞受賞)、『やがて海へと届く』(第38回野間文芸新人賞候補)、『森があふれる』(第36回織田作之助賞候補)、『新しい星』(第166回直木賞候補)、『あのひとは蜘蛛を潰せない』『まだ温かい鍋を抱いておやすみ』『かんむり』『花に眩む』など多数。

【著者紹介】
彩瀬まる : 1986年、千葉県生まれ。上智大学文学部卒業後、会社勤務を経て、2010年「花に眩む」で第9回女による女のためのR‐18文学賞読者賞を受賞し、デビュー。著書に、映画化された『やがて海へと届く』(第38回野間文芸新人賞候補)のほか、『くちなし』(第158回直木賞候補、第5回高校生直木賞受賞)、『森があふれる』(第36回織田作之助賞候補)、『新しい星』(第166回直木賞候補)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    彩瀬 まるは、新作をコンスタントに読んでいる作家です。著者の新境地でしょうか、本格チャボ小説、不思議でユーモラスな世界観でした。しかしタイトルは、原題の「桜と茂」の方が好い気がします🐔🐔🐔 https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8008460.html

  • のぶ

    読み始めて主人公がチャボである事に気がついて面食らった。桜という名前もついている。ある日、外敵に襲われ逃げ出したところを、茂さんに助けられたところから始まる。茂さんは、仕事も人間関係もうまくいかず調子を崩して、東京の下町の商店街でジイチャンが営む金物店の二階に居候している。お互い弱いところを持っている同志だが、この関係が読んでいて不思議な温かさを生み出している。桜が茂さんを通してさまざまな出会いを体験するが、それはとても温かく描かれていて、満足する事ができた。桜と茂さんに幸あれと祈らざるを得ない。

  • けんとまん1007

    そう、人は変わることができる可能性を持っている。1度だけでなく、何度でも変わることができうる。小さな変化を、少しずつ重ねることが大切。それには、周囲にいる人たちの存在や、その関係性がとても大切。ちょっとしたきっかけで、何かが動き出すのだ。言葉に出さなくても、言葉で通じなくても、五感を持って通じあうことができる。

  • いつでも母さん

    桜さんはチャボ!なんと『キュートでユーモラスなチャボ小説』とある。もうそれだけでほっこりするでしょ?丸ごと好かった。優しく沁みる彩瀬まる。そして、これで終わりじゃないよね?って気になって仕方がない読後感。『生きてりゃ、どうしたって間違えるからなぁ。』師匠・セキセイインコの言葉は深い。師匠や桜さん、ジイチャン達みんなみんな元気だと良いのだけれど、茂さんの両親はどうしてるだろう。このドキドキな思いは彩瀬まるに責任とってもらえますように(笑)

  • しんたろー

    チャボの桜の目線で語られる物語…ある商店街を舞台に色んな作家さんが競作したものなので、他の作品を読むと面白さが増すらしいが、本作だけでも楽しめる創りになっていて、ブラック会社で勤めていたせいで心の病になってしまった桜の飼い主・茂が徐々に立ち直ってゆく姿を描いている。「彩瀬さんじゃなくても読めるタイプの内容だなぁ」と思いながら読んでいたが、段々と著者らしい心情表現や胸に響く台詞が「うんうん、こういう彩瀬さんもアリだな」と思えてきた。登場人物が皆ステキなのと、鳥同士の会話に人間への風刺と愛があるのも良かった。

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