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生涯弁護人 事件ファイル 2 安部英(薬害エイズ)カルロス・ゴーン 野村沙知代・・・

弘中惇一郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065261101
ISBN 10 : 4065261104
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

安部英(薬害エイズ事件)、カルロス・ゴーン、野村沙知代・・・マスコミを騒がせた問題人物は本当に罪を犯したのか。「悪人」に仕立てられた人たちの知られざる素顔と事件の真相。絶対的に不利な状況から数々の無罪判決を勝ち取り、「無罪請負人」と呼ばれる弘中淳一郎弁護士が初めて公開する全事件簿。マスコミと刑事司法が作り出した虚構のストーリーの裏に隠された、知られざる物語に、あなたはきっと驚愕する。

村木厚子事件(厚労省郵便不正事件)、小澤一郎事件(陸山会政治資金規正法違反事件)、鈴木宗男事件、マクリーン事件、クロマイ・クロロキン薬害訴訟、医療過誤訴訟、三浦和義事件(ロス疑惑)などを扱った「事件ファイル1」も同時刊行。
目次

第一章 報道が作り出す犯罪
・安部英医師薬害エイズ事件

第二章 弱者と共に
・下館タイ女性殺人事件
・小学生交通事故死事件
1中野区スクールゾーン交通事故死事件
2 大型貨物車左折巻き込み事件

第三章 名誉毀損・プライバシー侵害と報道の自由
・名誉毀損・プライバシー侵害事件
1 野村沙知代事件
2 中森明菜プライバシー侵害事件

・プロダクションとの紛争事件
加勢大周事件

・記号化による人権侵害
中島知子事件
   
・「表現の自由」をめぐる訴訟
1「日刊新愛媛」事件
2「噂の眞相」名誉毀損事件
3「創」接見妨害事件

第四章 誰もが当事者に
・警察官による暴行事件
1 八千代台交番事件
2 川崎暴走族事件

・痴漢冤罪事件
1 K教授事件
2 H青年事件

第五章 日本の刑事司法の現実
カルロス・ゴーン事件

【著者紹介】
弘中惇一郎 : 弁護士。法律事務所ヒロナカ代表。1945年、山口県生まれ。東京大学法学部在学中に司法試験に合格。1970年に弁護士登録。クロマイ・クロロキン事件ほかの薬害訴訟、医療過誤事件、痴漢冤罪事件など弱者に寄り添う弁護活動を続けてきた。三浦和義事件(ロス疑惑)、薬害エイズ事件、村木厚子事件(郵便不正事件)、小澤一郎事件(「陸山会」政治資金規正法違反事件)など、戦後日本の刑事訴訟史に残る数々の著名事件で無罪を勝ち取った(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • たいぱぱ

    司法ってなんだろう?報道ってなんだろう?正義ってなんだろう?鈴木宗男さんやカルロス・ゴーンさんが本当に真っ白なのかは僕には判断できない。しかしシナリオ尋問なんて検察のやり口は、どう考えてもおかしい。悪人を仕立て上げ、本質から目を逸らそうとするなんてあってはならない。検察も裁判官も弁護士もメディアも人間のやる事だから「間違いはない」なんてことはない。僕は死刑制度には賛成派。こんな軽い刑でいいのか?とこないだの判決でも憤ったばかり。しかし真実を世間の都合や感情で捻じ曲げてはならない。とても怖い一冊だった。

  • よしたけ

    無罪請負弁護人の二作目。本書は薬害エイズ、芸能人名誉毀損、自動交通事故死、痴漢冤罪、ゴーン事件等を扱い、国や大企業に端を発する警察検察の強引捜査を批判し、メディア情報操作に警鐘鳴らす。例えばゴーン氏は報道から会社金を使い込む悪人に感じていたが、ルノーによる吸収合併を恐れた日産と政府によるでっち上げとして、不正はなかった論拠を示す。冤罪事件は人ごとでなく、取調べで無実を語れば語るほど都合良い調書を作られる点は恐ろしい。検察と弁護士何れかにも肩入しないが、情報は鵜呑みにせず自ら考える重要性を考えさせられる。

  • クリママ

    生涯弁護人第2弾。印象に残ったのは、川田龍平さんらが戦った薬害エイズの事件。血友病患者のその時の生命の危機を乗り越えることを一番に、そして、当時は薬害を予見することは不可能だったと無罪を主張した。そうだったのだろう。でも、患者にもっと誠意をもって接していれば訴えられることはなかったのではないか。その他、人身売買で日本に連れてこられたタイ人女性殺害事件、スクールゾーン内での小学生の交通事故死、また、警察官による暴行死についての警察の虚偽証言、痴漢の冤罪などは、身近に起こりうることであり、怖ろしく思った。⇒

  • kawa

    2巻の読みどころは、薬害エイズ事件とゴーン事件。他は、小粒な印象ながら読み応えは1巻に負けない。一番のびっくりは薬害エイズ事件。検察とマスコミがタックを組んで、安倍氏をめった叩きの如きの強烈事件。印象操作の酷さがこれほどだったのかと絶句だ。政治家・検察・マスコミ・学者・医者・有名評論家、彼ら・彼女らの品性の優劣の差がこれほどはっきりでる人間ドラマもなかなかない。是非、映像化して欲しい。ゴーン事件は、ゴーン氏の行動に?もあるが、こちらも強烈に薄汚ない企業依頼型国策捜査との印象が強い。 

  • 面白かった。控訴審で原判決が破棄されると控訴審での未決勾留日数は自動的に算入される(法定通算)とか刑事補償・費用補償の話とかも普通に勉強になった。刑訴法上、検察官と弁護人は互いに拮抗した存在とされるが、やはり組織力の点で圧倒的に異なるのだなといろんなエピソードを見て思う。だからこそ検察はその権力の大きさを自覚しなければならない。社会問題を個人の責任問題に矮小化しても教訓は得られない。

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