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ISBN 10 : 4582768520
Content Description
神学徒として出発するも、カント、フィヒテの影響とフランス革命への共感から、哲学者の道を歩んだヘーゲル。キリスト教的絶対者ではない形でカントの二元論を克服しようと、論理学、自然哲学、精神哲学を展開し、国家、市民、社会、歴史に飽くなき関心を抱き続けたヘーゲルの巨大な哲学体系を見渡す、名アンソロジーにして最良の入門書!
目次 : 1 哲学の性格(時代の嫡子/ 二元の超克/ 絶対の確知)/ 2 視座と方法(実体は主体/ 理性は現実/ 弁証の理法)/ 3 論理と自然(神義と始元/ 論理の展開/ 自然の哲理)/ 4 人間と社会(精神と人倫/ 労働と社会/ 理性と国家)/ 5 歴史と摂理(自由の実現/ 理性の狡智/ 神との宥和)
【著者紹介】
G.W.F.ヘーゲル : 1770‐1831。近代ドイツを代表する哲学者。シュトゥットガルトの中級官吏の家に生まれる。チュービンゲン神学校に入学し、ヘルダーリン、シェリングと親交を結ぶ。しかし、聖職に就くことは断念、哲学者へと進路を変更。1801年、イエナ大学に職を得、哲学教師としてのスタートを切るが、イエナ大学閉鎖後、新聞編集者、ギムナジウム校長などを経て、ハイデルベルク大学教授。最後はベルリン大学教授として生涯を終える。ドイツ観念論を集大成したといわれ、フォイエルバッハ、マルクスらに多大な影響を与えた
広松渉 : 1933年、福岡県生まれ。東京大学大学院哲学科博士課程修了。元東京大学教授。専攻は哲学。1994年没
加藤尚武 : 1937年、東京都生まれ。東京大学大学院博士課程中退。京都大学名誉教授。鳥取環境大学名誉学長。専門は哲学・倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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