Product Details
ISBN 10 : 4106109816
Content Description
「悪」は排除するべきものではない。悪と善は相対的なものに過ぎない。大事なのは、総体としての生身の人間の中に「悪」を正しく位置づけることだ。罪を犯し、非行に走った少年であっても、「悪」を正しくその子の中に位置づけてやれば、それは人生をプラスの方向に導くためのエネルギーともなるのだ―。家庭裁判所調査官として、数百人の非行少年を更生に導いてきた著者が説く「悪理学」。
目次 : はじめに 非行少年と「悪」/ 1 悪理学(「悪」の原理/ 攻撃性と依存性/ 「悪」と攻撃性の歴史的変遷/ 犯罪・非行の4類型)/ 2 非行を治す(家族で治す―家族療法/ 家と間取りで治す―間取図アプローチ/ 法と臨床で治す―司法臨床/ 学校と家庭裁判所で治す―関係機関のアプローチ/ 権威と権力で治す―アンコモン・アプローチ)
【著者紹介】
広井亮一 : 1957年新潟県生まれ。新潟大学人文学部卒業後、十八年間家庭裁判所調査官を務める。99年から和歌山大学助教授、京都女子大学准教授、立命館大学教授(2022年から特任教授)。専門は司法臨床。放送大学ラジオ講座「司法・犯罪心理学」担当。臨床心理士、博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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