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古代の酒に酔う 甕酒造りの共創プロジェクト

庄田慎矢

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784642084673
ISBN 10 : 4642084673
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

古代の人々はいかに酒を造り、それはどんな味がしたのか。平城京長屋王邸宅跡から出土した木簡レシピと復元須恵器をもとに、いざ古代の酒造りに挑戦。多様な専門分野の研究者や酒造家らが結集し、甕酒醸造を再現する。

目次 : 1 酒の考古学と甕酒造り/ 2 甕酒造りに用いる土器の製作/ 3 古代の甕酒造りのレシピ/ 4 甕酒造りの実践/ 5 甕酒造りと微生物のはたらき/ 6 現代アジア・アフリカの甕酒造り

【著者紹介】
庄田慎矢 : 1978年北海道に生まれる。現在、国立文化財機構奈良文化財研究所国際遺跡研究室長および英国ヨーク大学考古学科名誉訪問研究員、酒史学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • izw

    奈良文化財研究所と油長酒造が共同で行った「木簡レシピと復元須恵器による長屋王の酒醸造プロジェクト」の報告したシンポジウムの発表を元にその後の知見などを適宜加えて編集したものである。古代からの酒醸造に関する文献の研究、素焼きの甕で醸造するとどんな酒が醸せるかという科学的研究、甕の製造、酒造りの記録、現代アジア・アフリカの甕酒造りの現状報告、など、ワクワクするような報告が満載。編者の私見で考古学者に呑兵衛が多いと書いていたが、酒好きが集まって真剣に議論している姿が目に見えるようだ。

  • Go Extreme

    古代酒の容器ー釉薬の有無が発酵過程に影響 微生物の役割ー乳酸菌や酵母 アルコール分解酵素の進化 味覚センサーの活用ー甘味や酸味・苦味を数値化 考古学的土器の役割 アルコールの進化とヒトの適応ーアルコールの代謝能力が選択的に進化 甕酒の香りと味わい 発酵技術の比較研究ー現代のホーロータンクと古代の須恵器比較 発酵温度の管理 土器の熱特性ー土器の高い熱容量が微生物の発酵環境に適している​ 土器の多孔質性と微生物 日本酒の搾り工程ー搾る・布で濾す 酒母の乳酸菌管理 容器の材質と風味の関連性 考古学的再現の試み:

  • キンケード&グリーンウェル

    日本の酒以外も比較しながら、古代の酒造りを語る。土器や甕が現在まで使われている酒造りが日本や世界にはあり、そこからの想定や実験を通じて、古代の酒や酒造りがどう言うものかを仮説、検証しようとした。 固いイメージの出版社から出ているが読みものとして、興味を持ちながら読むことができた。

  • takao

    木簡レシピと復元須恵器による「長屋王の酒」

  • 蝉の一生

    その昔は、土器(須恵器)で日本酒を醸造していたのですね。世界中で同様に土器で様々なお酒が造られる、或いは、作り方が伝播し、土地にあったローカルなお酒に発展していく。ロマンがあります。扱いにくい麴菌や酵母を使い、多くの人が様々な工夫を凝らしながら、長い長い年月を経て、洗練され、品質が安定化した今の姿になっていると思えば、今晩のお酒もより楽しめるというものです。ジョージアワインが今も土器で造られているとは、びっくりでした。また、飲んでみたいです。それと長屋王の木簡レシピの復元酒もね。

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