Product Details
ISBN 10 : 4480510532
Content Description
天皇制イデオロギーの「内面化」が、戦時体制を積極的に担う陸軍将校を生み出したというのは真実か。本書は、膨大な史料を緻密に分析することを通じて、これまで前提とされてきた言説を鮮やかに覆していく。戦前・戦中の陸軍将校たちは、「滅私奉公」に代表されるような従来のイメージとは異なり、むしろ世俗的な出世欲をもつ存在だった。秩序への積極的な同化こそが、陸軍将校を生んだ。上巻には、「序論 課題と枠組み」から「第2部 陸士・陸幼の教育」第2章までを収録する。第19回サントリー学芸賞受賞作、待望の文庫化。
目次 : 序論 課題と枠組み/ 第1部 進路としての軍人(陸士・陸幼の採用制度の変遷と競争の概観/ 下士から将校への道/ 進学ルートとしての評価/ 将校生徒の社会的背景)/ 第2部 陸士・陸幼の教育(教育目的とカリキュラム/ 教育者と被教育者)
【著者紹介】
広田照幸 : 1959年生まれ。現在、日本大学文理学部教育学科教授。研究領域は教育社会学で、近現代の教育を広く社会科学的な視点から考察している。1997年、『陸軍将校の教育社会史』(世織書房)で第19回サントリー学芸賞(思想・歴史部門)受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
powered by
金吾
読了日:2023/02/21
金吾
読了日:2025/10/10
CTC
読了日:2021/08/15
MUNEKAZ
読了日:2022/12/03
つわぶき
読了日:2021/10/04
(外部サイト)に移動します
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .

