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ISBN 10 : 4883035778
Content Description
「誰もが楽しめる」博物館・美術館へ―。近年、各地のミュージアムで「さわる鑑賞プログラム」が実施されている。それは、ミュージアムを「目で見る」施設から、「全身の感覚でみる」体験の場に変えていく試みでもある。「ユニバーサル」とは、単なる障害者支援ではない。「健常/障害」という二項対立の垣根を取り払い、「誰もが楽しめる」ユニバーサル・ミュージアムを創ることで、触感豊かな共生社会の未来像を提示できるだろう。“対談”×内田樹(神戸女学院大学名誉教授)・“インタビュー”×飯嶋秀治(九州大学教授)収録。
目次 : はじめに 「ユニバーサル・ミュージアム」な仲間たちへ/ 第1部 博物館を変える、社会が変わる(「ユニバーサル・ミュージアム」の探究/ 「ユニバーサル」を具現する触文化/ なぜさわるのか、どうさわるのか/ ユニバーサル・ミュージアム学を成り立たせるもの)/ 第2部 「目の見えない者」と「目に見えない世界」(「取り残される」側から社会を問い直す/ 発想・発見・発信―「触常者」という立ち位置/ 鑑賞・感動・勧誘―「触常者」の生活術/ 感覚の多様性と身体知)/ 第3部 学際的な共同研究の新展開をめざして(「ユニバーサル・ミュージアム」な仲間たちの実践事例集(執筆:ユニバーサル・ミュージアム研究会メンバー)/ 「ユニバーサル」の未来に向けて)/ おわりに 「壁」を壊す触覚力
【著者紹介】
広瀬浩二郎 : 国立民族学博物館人類基礎理論研究部教授。総合研究大学院大学人類文化研究コース教授。自称「座頭市流フィールドワーカー」、または「琵琶を持たない琵琶法師」。1967年、東京都生まれ。13歳の時に失明。筑波大学附属盲学校から京都大学に進学。2000年、同大学院にて文学博士号取得。専門は日本宗教史、触文化論。「ユニバーサル・ミュージアム」(誰もが楽しめる博物館)の実践的研究に取り組み、“触”をテーマとする各種イベントを全国で企画・実施している。2021年9月〜11月、国立民族学博物館において特別展「ユニバーサル・ミュージアム―さわる!“触”の大博覧会」を担当した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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takao
読了日:2024/06/21
Mentyu
読了日:2025/01/20
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