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柳家三三、春風亭一之輔、桃月庵白酒、三遊亭兼好、三遊亭白鳥「落語家」という生き方

広瀬和生

User Review :4.0
(2)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062197960
ISBN 10 : 4062197960
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2015
Japan

Content Description

下積み時代のこと、師匠からの教え、ブレイクのきっかけや落語家としての苦しみ、楽しみ―。「今」を代表する噺家5人が、日々、高座で体感する「落語の力」とは?次世代名人候補たちへのインタビューから、「落語とは何か?」に迫る!

目次 : 柳家三三―その噺が起こっている現場の隅のほうに、お客様にいてもらえたら僕にとっては、いい感覚だなって思えます/ 春風亭一之輔―このまま行くとは思ってないけれど、一日一回落語が喋れて、ご飯が食べられたら、こんな幸せなことはないですよ!/ 桃月庵白酒―胃もたれしない。あとに残らない。「ああ、楽しかったね」って落語をお客さんにどういう形で届けられるか?/ 三遊亭兼好―六十四歳で引退、というのは決めてるんですよ。「三遊亭兼好」は辞めよう。それまでにやりたい噺は、全部やっておこうって/ 三遊亭白鳥―何をやってもウケなかった悲惨な二ツ目時代。仲間の高座を見て気づいたんです。「そうか、俺、落語が下手なんだ」って

【著者紹介】
広瀬和生 : 1960年、埼玉県生まれ。東京大学工学部卒業。ヘヴィメタル専門誌「BURRN!」編集長。落語評論家。1970年代からの落語ファンで、ほぼ毎日、生の高座に接し、自ら落語会のプロデュースも手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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数年前の本ですが、取り上げられている五人...

投稿日:2021/04/10 (土)

数年前の本ですが、取り上げられている五人(三三、一之輔、白酒、兼好、白鳥)は、さらに腕を上げてきています。寄席でゆっくり落語が聞きたくなります。

akb009 さん | 愛知県 | 不明

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今の落語界を牽引する五人のインタビュー集...

投稿日:2021/04/09 (金)

今の落語界を牽引する五人のインタビュー集。それぞれのキャラクター通りの語り口で落語を語っている。この五人の中では三遊亭白鳥のみ一回しか生で聞いたことなかったし、新作落語の人という認識しかなかったけど、というか、なかった分、落語に対する情熱・熱量がビシビシ伝わってきた。今後も皆さんで落語界を盛り上げて欲しい。

いえつん さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケイ

    五人五様の落語に対する考え方。白鳥さんだけは落語を聞いたことがないが、三三さんとの「両極端の会」は気になっていたので、一度足を運ぼう。三年ほどのにわか落語好きで寄席で聴いたのは20回ほどだが、偉そうに感想を書くと、個人的に咄がおもしろいって思う咄家さんへのインタビューはじっくりと読めた。その人の落語への姿勢が落後に出る。一之輔さんの落後には彼のどこか飄々として柔らかい生き方が出ている。そして、三三さんの真面目さ厳しさは、彼の噺の凄味になっている。毎回、しっかりと彼の噺を聴きたいと思った。

  • ぐっちー

    にわかに落語がマイブーム。気になる噺家さんたちがそろい踏みした、インタビュー集。みんな入門したきっかけやスタンスはバラバラだし、軽い口調でお話しされているけれど、どなたも落語に対する熱量が凄い。実はこの5人の中で生で聞いたことあるのはまだ三三さんだけ。他の方のは録音で。それも面白いけど、ライブには敵わないな、と思った。落語聞きたい!1つのネタをブラッシュアップしていく課程にお客さんの存在は欠かせないわけで、生でなくてはその一体感は味わえないなぁ。

  • Matoka

    5人とも大好きな落語家さん。白鳥さんってこんなにひたむきに努力する人だったのか。あー落語聞きたいっ!

  • ひろ☆

    5人に掘り下げているので、今までの著作より、硬い感じを受けた。

  • またおやぢ

    声色の使い分けのみで人の業や情を現し、さり気ない仕草で人の色気や意志の強さ脆さを表現する。演者は一人。舞台には座布団一枚が基本。あっても見台に小拍子と膝隠。極限までに簡素化された舞台設定にも関わらず、その舞台に街並みや自然の風景が見えてくるから不思議だ。夢うつつの空間にいつの間にやら引きずりこまれた聴き手は、心を揺さぶられ我知らず笑いそして泣く。演者と観客の同調により練り上げられる話芸...それが落語。人間の業と多様性を肯定する落語を聴くようになり、深い処で人間が好きになったことを再認識するそんな一冊。

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