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ISBN 10 : 4000615556
Content Description
国境を越えた人の移動がいっそう活発になるなかで、移動を制御する国家単位の法制度を問い直し、“移動と帰属の法理論”を確立することが急務となっている。国境を越えて移動する人々はどこに帰属し、アイデンティティはどう変容するのか。多様化する移動のあり方、移動する人々の権利保障、移動を制御する国内法的・国際法的枠組みを考察する。
目次 : 人・移動・帰属を問い直す/ 第1部 移動と帰属の基礎的な考察(前近代における移動と帰属/ 帰属でなく移動を―移動と帰属の規範理論/ 「人・移動・帰属」をフィールドから問い直す―現代ヨーロッパにおける労働移動とジェンダー・世代)/ 第2部 移民法制の構造分析(日本の外国人法史における「在留資格」概念の肥大化/ 日本における移民・難民の包摂と排除/ 出入国管理及び難民認定法(入管法)の構造と行政的理解 ほか)/ 第3部 移動する人と変容するアイデンティティ(家族関係における複層的法秩序をめぐって/ 移民受け入れと社会統合―シンガポールの「ワーク・パーミット」労働者をめぐって/ 移民の奔流と国民国家―米国の不法移民問題を中心に)/ 国際移住の比較法社会論―日本とドイツの問題史的考察
【著者紹介】
広渡清吾 : 1945年生まれ。京都大学法学部を経て、東京大学社会科学研究所教授、ミュンヘン大学客員教授、日本学術会議会長などを歴任。現在、東京大学名誉教授。ドイツ法
大西楠・テア : 1982年生まれ。東京大学法学政治学研究科総合法政専攻修士課程修了。現在、専修大学教授。ドイツ法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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