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移動と帰属の法理論 変容するアイデンティティ

広渡清吾

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000615556
ISBN 10 : 4000615556
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

国境を越えた人の移動がいっそう活発になるなかで、移動を制御する国家単位の法制度を問い直し、“移動と帰属の法理論”を確立することが急務となっている。国境を越えて移動する人々はどこに帰属し、アイデンティティはどう変容するのか。多様化する移動のあり方、移動する人々の権利保障、移動を制御する国内法的・国際法的枠組みを考察する。

目次 : 人・移動・帰属を問い直す/ 第1部 移動と帰属の基礎的な考察(前近代における移動と帰属/ 帰属でなく移動を―移動と帰属の規範理論/ 「人・移動・帰属」をフィールドから問い直す―現代ヨーロッパにおける労働移動とジェンダー・世代)/ 第2部 移民法制の構造分析(日本の外国人法史における「在留資格」概念の肥大化/ 日本における移民・難民の包摂と排除/ 出入国管理及び難民認定法(入管法)の構造と行政的理解 ほか)/ 第3部 移動する人と変容するアイデンティティ(家族関係における複層的法秩序をめぐって/ 移民受け入れと社会統合―シンガポールの「ワーク・パーミット」労働者をめぐって/ 移民の奔流と国民国家―米国の不法移民問題を中心に)/ 国際移住の比較法社会論―日本とドイツの問題史的考察

【著者紹介】
広渡清吾 : 1945年生まれ。京都大学法学部を経て、東京大学社会科学研究所教授、ミュンヘン大学客員教授、日本学術会議会長などを歴任。現在、東京大学名誉教授。ドイツ法

大西楠・テア : 1982年生まれ。東京大学法学政治学研究科総合法政専攻修士課程修了。現在、専修大学教授。ドイツ法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • 月をみるもの

    外国人ヘイトが渦巻く選挙戦のただなかにある今こそ、読まれるべき本。どこで誰から生まれても保証されるべき権利ではなく、**ファーストの**の中に含まれる特権のほうを求めてしまうのはなぜなのか。もはや「無主の地」が(南極以外には)存在しなくなった地球において、カントの提言する世界公民権を実現するにはなにをすべきなのか? どの論文も興味深いが、なかでも https://magazine.ferris.ac.jp/20151219/14553/ で言及されているアーレントとベンハビブを批判する瀧川論文が白眉。

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