Product Details
ISBN 10 : 4865944583
Content Description
◆◆AIエージェントと共存、協働していくための必読本◆◆
プログラミングの終わりと新しいエンジニアリングの始まりと言える今、「人類と協働する機械」、AIエージェントをどう捉えて共存していくかを問います。
本書で扱う核心的問いとして次の3つが挙げられます。
「AIによって仕事は奪われるのか」
「AI時代の生産性をどう考えるべきか」
「AI時代に何を作ることが価値になるのか」
前著『エンジニアリング組織論への招待』がブクログ・ビジネス書大賞、翔泳社技術書大賞を受賞した著者と共に本書を通じてAIエージェントの今後を見通します。
■対象読者
本書では次のような方々を主な対象読者として想定しています。
(1)AIを日常業務に活用しているが、「便利さ」以上の成果を実感できていないエンジニア
(2)AIによる生産性向上や組織変革の可能性と課題を理解したいエンジニア/マネージャー
(3)「AI疲れ」を感じつつも、より良い使い方や未来志向の視点を模索しているエンジニア
(4)これからの社会における“正しいAIとの付き合い方”にヒントを得たいエンジニア
■本書「まえがき」より
「プログラミングは手段である」。この言葉を聞くたびに私の中でモヤモヤとした感情が湧き上がります。なぜなら、私たちエンジニアはその「手段」と呼ばれるものにとことんこだわってきたからです。
それに集中し、肯定してきたからこそ、何か価値あるものを生み出せると信じてきました。コードへの純粋な愛情と探求心こそが、イノベーションの源泉だったのです。
しかし今、AIエージェントの登場により、プログラミングがより純粋に「手段」として機能する時代が到来しています。この変革は、私たちのアイデンティティを根底から揺さぶります。同時に、凄まじい革命によって仕事が劇的に効率化され、創造性がかつてない形で解放される可能性も秘めています。この不安と期待が混在する感覚は、まさに歴史の転換点に立つ者だけが味わう特別な経験なのかもしれません。
私たちは今、どのような姿勢で大きな変化に臨むべきか。
これまでの成功体験をいかにアンラーニングし、新たなクリエイティビティの在り方を見出すか。そして、どのような価値創造が求められるのか。来るべきAIエージェント社会について考えていきたいと思います。
本書を読んで皆様が、プログラミングへの愛と不安両方を抱きながら、AIエージェント時代を切り開いていくこと願っています。
(本書まえがきより抜粋・編集)
【著者紹介】
広木大地 : 株式会社レクター代表取締役。1983年生まれ。筑波大学大学院を卒業後、2008年に新卒第1期として株式会社ミクシィに入社。同社のアーキテクトとして、技術戦略から組織構築などに携わる。同社メディア開発部長、開発部部長、サービス本部長執行役員を務めた後、2015年退社。現在は、株式会社レクターを創業し、技術と経営をつなぐ技術組織のアドバイザリーとして、多数の会社の経営支援を行っている。著書『エンジニアリング組織論への招待〜不確実性に向き合う思考と組織のリファクタング』(技術評論社、2018年)が第6回ブクログ大賞・ビジネス書部門大賞、翔泳社ITエンジニアに読んでほしい技術書大賞2019・技術書大賞受賞。一般社団法人日本CTO協会理事。朝日新聞社社外CTO(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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