Books

芭蕉入門 講談社文芸文庫

幸田露伴

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062902649
ISBN 10 : 4062902648
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2015
Japan

Content Description

古典、漢籍から歴史、仏典まで深く通じた小説家・露伴は、芭蕉評論、七部集研究の第一人者でもあった。滑稽を本質として発展した“俳諧之連歌”即ち俳諧を、「眞の意味に於ける詩歌たらしめた」芭蕉一門を評価し、俳諧の歴史とその詩味、小説味、戯曲味を明かす。太田水穂らの「芭蕉研究会」のための談話筆記をまとめた大胆かつ明快な鑑賞も秀逸。俳句ファン必携の書。

目次 : 俳諧に於ける小説味戲曲味/ 芭蕉翁七部概觀/ 芭蕉と西行・杜子美・黄庭堅/ 芭蕉俳句研究/ 續芭蕉俳句研究/ 續々芭蕉俳句研究

【著者紹介】
幸田露伴 : 1867・8・22〜1947・7・30。小説家。江戸下谷生まれ。別号に蝸牛庵ほかがある。東京府第一中学校(現・都立日比谷高校)時代の同級生に尾崎紅葉、上田万年らがいるが、中途退学し、東京英学校(現・青山学院大学)へ入学するも中途退学。のちに逓信省の電信修技学校を卒業し、電信技手として北海道へ赴任するが、文学に目覚めて帰京、文筆を始める。1889年、「露団々」が山田美妙に評価され、同年発表の「風流仏」、91〜92年の「五重塔」等で小説家としての地位を不動のものとし、尾崎紅葉とともに「紅露時代」を築く。1908年からは京都帝国大学で国文学を講じ、のちに文学博士号を授与され、37年には第一回文化勲章を受章する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ゆうきなかもと

    色々難しい。僕は露伴に惚れ込んでいるから読むが、普通は挫折するだろうってぐらい色々難しい。特に「芭蕉俳句研究」、「續芭蕉俳句研究」そして「續ヾ芭蕉俳句研究」が難しくて読み始めてから読み終わるまで数年を要した。まぁ、ただ単に一回一回読むスパンがやたら長くなっただけだが。なぜスパンが長くなるかといったら、1ページを理解するのにやたらと時間がかかるからなんだが。なぜ理解するのにやたらと時間がかかるかというと、内容が意味不過ぎていちいちググってるからだけど…ググったからといって、すべて、理解できるとは限らない😢

  • 波 環

    奥田民生が自分のライブでビートルズを語り出して半分くらいしか意味がわからないけれども民生が楽しそうだからいいか、それにしても細かいことなんでも知ってるなあ、と思う時の本(実際にそんな体験はない)。幸田露伴という人は碩学として有名だが、芭蕉が万葉集からこちら1000年分の文学(漢詩を含む)を下敷にしたように露伴も同じだけの知識があってこそ芭蕉を楽しげに語れるわけで、ビートルズの話を聞いてるはずがいつのまにかバロックやら、吟遊詩人にまで行きついてしまうような知識量で究極のオタ活とはこういうものであろう。

  • るい

    芭蕉ともなれば、有名な小説家たちが分析する対象である。それが、なんとも感慨深い。正岡子規の芭蕉論に続いて読んだ一冊。幸田露伴の分析は、比較的あっさりしているか。それもまた味だと思った。

  • ダージリン

    露伴が解説するという贅沢さが良い。これまであまり興味をもたなかった連句の面白さを教えてもらえたのも収穫。俳句では、「三日月やはや手に障る草の露」、「声澄て北斗にひゞく碪かな」などは良いなあと思った。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items