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小説 新聞社販売局

幸田泉

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062197090
ISBN 10 : 406219709X
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
幸田泉 ,  

Content Description

◆リアルに明かされる、ふしぎな新聞の裏側◆


全国紙の元社会部記者が新聞業界「最大の暗部」を描いた、衝撃ノベル!


新聞の原価は購読料の6割!?
新聞は「折り込み広告の包み紙」!?


ビジネスホテルやファミレスで「ご自由にお持ちください」と新聞が山積みになっている理由とは!?


あまりにも特殊で歪んだこの商法が、新聞の存続を危うくしているのではないか!?


新聞を愛する人にこそ読んでいただきたい、知られざる舞台裏とは――。
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某全国紙の大阪本社。
編集局から販売局に左遷された元社会部記者が、複数の新聞販売店を束ねる「担当員」となり、やがて知りたくなかった「闇」に足を踏み入れていく。


崩壊寸前のビジネスモデルに愕然とし、「残紙」に抗議する大物販売店主の「入金拒否」に苦慮する主人公・神田亮一39歳……。
「押し紙」を巡る激しい攻防、暗黙の裏ルール、知る人ぞ知る「大幅値引き」、まさかの「公称部数水増し」!?
さらに、「天ぷらカード」、「抜き取り」、「ゴミ出し」、「預け」、「ピンピン」、「ピンサン」と次々出てくる隠語の数々。
はたして「闇」はどこまで深いのか?


第一章 担当員
第二章 懸賞
第三章 入金拒否
第四章 大物店主
第五章 改廃
第六章 清算
エピローグ 斜陽


著者について
幸田泉(コウダイズミ)
大学卒業後、1989年某全国紙に入社。支局勤務後、大阪本社社会部では大阪府警、大阪地検、大阪地高裁、東京本社社会部では警察庁などを担当。その後、大阪本社社会部デスク、同販売局などを経て、2014年退社。




【著者紹介】
幸田泉 : 大学卒業後、1989年某全国紙に入社。支局勤務後、大阪本社社会部では大阪府警、大阪地検、大阪地高裁、東京本社社会部では警察庁などを担当。その後、大阪本社社会部デスク、同販売局などを経て、2014年退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ナミのママ

    某大手新聞社。編集局から販売局へと左遷された元社会部の記者は、担当地区の販売店を束ねる担当員となる。…なんとなくうさんくさい新聞の勧誘、怖そうな人が多いのでドアをあけることはないのですが、なるほど!こんな仕組みがあったのですね。この小説、大きな事件が本題になっているわけではありません。それでも知らなかったこと、それも不可思議な「闇」「慣例」「用語」が面白くて、引き込まれてしまいました。そして主人公が理不尽な仕打ちの仕返しを企てていくうちに、声援を送ってしまいました。元記者の処女作のようですがオススメです。

  • 新聞社版半沢直樹みたいなかんじ。編集局から販売局へ異動させられた神田が販売局の闇を暴く。入金足りない分を自腹で立て替えなんて絶対ありえない!こういうことが横行してるんでしょうか。とてもまともじゃないです。

  • fwhd8325

    時折勧誘にやってくる専売所の方が、たくさんの景品をエサにしたり、購読料の無料サービスなど、どういう仕組みなのか、モヤッとしていましたので、大いに参考になりました。どんな業種にも大なり小なりの闇があり、端から見れば、どこか滑稽にも感じるものです。この小説にもそうしたコントじみた滑稽さを感じます。あの大マスコミ企業が、こんなお粗末な世界だとは、何とも複雑でございます。

  • おさむ

    元全国紙記者のデビュー作。ネットによると、実体験とフィクションの混在だそうですが、新聞社の「闇」の部分はリアリティーを感じさせます。内輪向けな印象も受けたので、次回作はぜひ新聞社以外のネタで勝負してほしいですね。

  • R

    新聞社を記者ではなく、企業、それも販売局という部門にフォーカスした小説でした。非常に面白かった。新聞社が抱える企業としての問題点を描いていて、しがらみや悪弊、旧弊に蝕まれている販売網のいざこざが克明に描かれ興味深い。販売店とのやりとりで発生するリベートのような約束事など、かつての電器メーカー販売店を思わせる商習慣に昭和を見てしまう、ここまた斜陽なのだ。物語後半は、なかなか胸のすく展開もまっていてエンターテイメントとしても充実した小説でした。

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