Books

幸田文季節の手帖

幸田文

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582834666
ISBN 10 : 4582834663
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

季節をよろこぶ心が福を招く…。春の花に愁い、夏の風を恐れ、秋の月に酔い、冬の雪を喜ぶ。随筆の名手が描く、ぞくりとする季節の情感。細やかな日本の季節感を取り戻す1冊。

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 新地学@児童書病発動中

    私が熱愛する作家のエッセイ集。季節がテーマ。あまり読んだことがない文章だと思ったら、単行本未収録のものが中心だった。私は幸田さんが好きで、一時期は朝から晩まで読みふけり、『おとうと』の冒頭の部分は暗唱できるほどだった。なぜそれほど惹きつけられるのだろうか。感覚が鋭く、物事の本質をくっきりと表現できるからだろう。腕時計の冷たさから秋が来たのを感じる取る感覚の鋭さは素晴らしい。私達の生活は平凡なことの積み重ねに過ぎない。それでもその平凡さの中に隠されている限りない美と喜びを幸田さん本は教えてくれる。

  • いま、こんなにも美しい言葉を紡ぐ随筆家って日本にいるのでしょうか。季節の移り変わりを集めた随筆集ですが、本当にちょっとしたことで季節の始まりや終わりを感じとって、それを美しい文章に仕立て上げています。お父様もたまーに登場されたりして。春の章の「花三題」がお気に入り。何度も読み返したくなります。

  • メタボン

    ☆☆☆☆ ところどころに出てくる古風な言葉がたおやかで美しい。季節を細やかな情緒で捉えて、流麗な文章で掬い取る。読んでいて清々しい。季節をこのようにとらえる感性が、果たして今の日本人にどれだけ残っているのだろうか。幸田文の文章から感じること、学ぶことは非常に大切だと思った。

  • あつひめ

    言葉の美しさと優しさが季節の移ろいと供に紡がれている・・・と表現したくなる作品。今では幻となりそうな物の名前が綴られている。忘れちゃダメだよというように。大切な日本語を後世に受け継ぎたい・・・そんな想いのあふれる自然体の作品集。幸田さんの作品をもっと読んでみたい。

  • hitsuji023

    人と人の間にある空気、季節の移り変わり、植物や虫などの気配。それらに対する観察力と表現力。この人にしか書けないエッセイだと思う。世の中の大きなニュースにばかり注目してしまいがちな生活を送っているけれど、このエッセイのようにもっと身近なことに注目することで等身大の自分を見ることができると思う。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items