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僕の音楽物語 1972-2011

平野肇

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396620806
ISBN 10 : 4396620802
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2011
Japan

Content Description

満足に楽譜も読めなかった大学生が飛び込んだ、プロ・ミュージシャンの世界。ドラマーとして夥しいアーティストを背後から眺めてきた著者が綴る、彼らの素顔と音楽業界の実態。日本ポップス発展期の貴重な証言史。

【著者紹介】
平野肇 : 1951年、東京生まれ。慶応大学経済学部卒業。大学在学中より荒井由実のバックバンド「ダディ・オー!」のドラマーとしてプロ活動を開始。その後、吉田拓郎、五輪真弓、岡林信康、ふきのとう等、様々なアーティストのレコーディングやライブに参加し、作詞家としても活躍。93年、『昆虫巡査』(祥伝社刊)で推理作家としてデビュー、独自の作風でネイチャー・ミステリーという新ジャンルを開拓した。現在も音楽と文筆の両分野で活動を続け、近年はケルトミュージックとの出会いにより、打楽器のみならずブズーキやギターなどの弦楽器奏者としても活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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楽譜も読めない大学生がいきなりプロに。 ...

投稿日:2021/04/18 (日)

楽譜も読めない大学生がいきなりプロに。   と、帯にビリギャルみたいな煽りが書いてありますが、その実態はコネの使える慶応ボーイだったので、そういうところもビリギャルっぽいかも   一番有名な仕事はルージュの伝言のドラムでしょうか   文章からもお坊ちゃんっぽい人のよさそうな性格がうかがえます   その気持ちのいい性格のまま数々の有名ミュージシャンと仕事をしていて、それらのエピソードが面白かったです   (ユーミンみたいなメジャーな人から吉田拓郎や岡林信康、吉幾三まで出てきてびっくりです)   爽やかな文章で、基本的には音楽に対する愛が描かれるのですが、一方で音楽家としてやりたいことをやると食えなくなる現実や音楽業界の浮き沈みも描いていて、まさに日本の音楽史を追体験できる本でした   本当にいい本なのでおすすめです   

hikari さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • qoop

    バック/スタジオミュージシャンの回想録でありながら、音楽業界の変貌を加味することで日本のポップシーンの一時代を俯瞰することも出来る。商業主義に走るアーティスト(と焚きつける取り巻き)や恐竜化する業界を尻目に自由に楽しく演奏することを尊ぶ著者のアマチュアリズムが面白い。いいタイミングで業界に入り、これまたタイミングよく抜けただけと云えなくもないが、まさに業界のエポックを感じさせるキャリアだな、と。

  • justdon'taskmewhatitwas

    家にあるアルファ時代のシングルコレクション(本人非公認)の演奏は“キャラメル・ママ”で著者の名は見当たらない。懐古的内輪話だけど(おそらく)金目当ての執筆ではなく、むしろ誠実な人柄が偲ばれる。高橋幸宏や村上秀一が名をはせ、この人が世間的には埋もれた理由・・・、当然才能が一番でしょうけど、色々考えると世界のカラクリが見えるような気がします。

  • ShogoHirara

    ここ数年「はっぴいえんど系&昭和歌謡」ばかり聴いて読む本もそちら関係のものが多かったが、こちらはユーミンの最初のツアーバンドドラマーの方の回顧録的自叙伝。音楽的にはとてもいい時代にセッションドラマーをされていて松任谷正隆氏と友達だったところからユーミンの初期ツアーバンドドラマーに。ベース、ギター、ケルト笛など複数をこなし、作詞家や作家になったりととにかくマルチな人である。舞台裏が垣間見られてとてもおもしろい本だった。

  • 味噌漬の味

    はっぴいえんどやユーミンあたりに興味があって読んだので、ユーミンがどんどん売れていく時期にバックバンドをやっていたあたりについて書かれた章はやっぱりとても面白かったし興味深かった。でもその後の80年代以降もとても面白く読めた。文章が、読みやすいだけでなく何か引きつけられるものがあるのが、さすが小説家でもある方だなぁと思いました。

  • nobu23

    ユーミンが売れる前のバックバンドとしての活動が細かく書かれいていて面白かった。以降は逆に馴染みのない人ばかりでわからなかった。

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