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ショートケーキは背中から

平野紗季子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784103557616
ISBN 10 : 4103557613
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2024
Japan

Content Description

『生まれた時からアルデンテ』から10年、やっぱり虚無にはごはんが効く。「きっと私は世界を理解したい。そのための手段が、食べものだったのだ。」実家すぎる店からいつかは訪れたい名店まで、人より貪欲に食べ、言葉を探し続けた20年。その末に見た〈食とは何か〉の(今のところの)結論がここにあり! 著者が自らに課した100本ノック=書き下ろし「ごはん100点ノート」を大収録。

【著者紹介】
平野紗季子 : 1991年生まれ、福岡県出身。フードエッセイスト、フードディレクター。小学生の頃から食日記をつけ続け、大学在学中に日々の食生活を綴ったブログが話題となり文筆活動をスタート。現在は執筆に加え、ラジオ/Podcast番組「味な副音声」のパーソナリティ、菓子ブランド「(NO)RAISIN SANDWICH」の代表を務めるなど、活動は多岐に渡る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • アキ

    食とは幸せを感じる行為でもあり、おいしいとは心を満たすことにつながる。食べものは消えるものであるからこそ、書いて残したい。「料理とは理ことわりを科はかること」著者の独特な言い回しは、今はもう味わうことができない店の味をどうにかして思い出したいという気持ちの表れ。この本を読んでいると、その土地にしかないガストロノミーレストランを訪れたくなる。シェフは食文化のキュレーターであり、その土地の自然や歴史、風土を感じさせてくれる。高校生の時にニューヨークの片田舎で留学した経験から、日本の豊かな食文化を再認識した。

  • はっせー

    めっちゃよかった!平野さんの食エッセイは相変わらず最高だった!ショートケーキを背中から食べるようになった平野さん。私は正面から。いやむしろいちごも一緒に食べてしまうから顔面からと言ってもいいだろう。本書はミルクレープのような重層的なエッセイとなっている。ブルボンやポテトチップスから高級フレンチ店まで。幅が広い。どんだけ文章がいいんだろうと。元気さえもらえる最高の本だった!

  • shio

    にまにましながら読んじゃう本!😊ショートケーキはどこから食べる?(背中って、三角ショートの鋭角のとこじゃなくて、底辺?の部分!)いつもと違う食べ方や、嫌いなものを好きになる目の覚めるような瞬間とか、日常にときめきがあることを教えてくれる素敵なフードエッセイ!「世界が味になる」瞬間をご一緒に✨ちょっとしたひとことまで、色んな味がして楽しい🎶食について哲学めいた考察もあり、ふむふむと頷きながらもちょっと難しい、それがまた独特な苦みになって味わいを増す。ポテチの音はこれからはサウンドとして楽しみます🎶

  • ぐうぐう

    「台湾中のフルーツが一度に爆発したら空に虹がかかりそう」だとか、「喫茶は私にとってダイソンのようなものだ」だとか、「菓子からしたら私はゴジラみたいなもので」だとか、とにかく本書には食べることの喜びが独特の表現で綴られていて、それはある意味、実際に食べてみることよりも美味しく感じられる。本書には紹介されている料理やスイーツの写真がほぼほぼ皆無だが、平野紗季子の文章がとてもとても美味しそうなので、まったくもって必要ないからだ。(つづく)

  • tetsubun1000mg

    「生まれた時からアルデンテ」を読んでまったく新しいタイプのエッセイを驚きながら楽しんだ記憶があった。 最近著作を見かけないと思ったら、大学卒業後に4年半の会社員生活を送っていたとか。 仕事をしながらanan、翼の王国、POPAYEなどにエッセイを提供していたがついに退職というより独立したという感じかな? 独特の感性と若者らしい言葉は相変わらず面白い! 仕事経験のせいかオーナーや店主との交流も有ったり今まで以上に面白い文章になっている気がする。 オリジナル菓子ブランドも手掛けるなど今後の活躍が楽しみ。

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