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国萌ゆる 小説 原敬

平谷美樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784408537955
ISBN 10 : 4408537950
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2021
Japan

Content Description

憲政史上初の「平民宰相」原敬。盛岡藩士の子として生まれ、戊辰戦争での藩家老・楢山佐渡の死に際し新しい国造りを志す。維新後、士族をはなれ平民となり、新聞記者、外交官、官僚として頭角を現す。政界へ転じると藩閥政治から政党政治への刷新を掲げる。第19代総理大臣となり日本の政党政治、民主主義の基礎を築くが、1921年11月4日、東京駅で暗殺される。原の出身地・岩手在住の著者が、理想を追い続けた稀代の政治家、そして家庭での知られざる等身大の姿も描ききった、渾身の大河小説!

【著者紹介】
平谷美樹 : 1960年岩手県生まれ。大阪芸術大学卒。中学校の美術教師を勤める傍ら、創作活動に入る。2000年『エンデュミオンエンデュミオン』でデビュー。同年『エリ・エリ』で第1回小松左京賞を受賞。14年「風の王国」シリーズで第3回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ひさか

    2021年10月実業之日本社刊。書き下ろし。でんでら国、大一揆なんかが面白かったので読んでみたが、史実に重きを置いたせいか、あまり楽しめなかった。残念。

  • seki

    平民宰相 原敬の自伝風小説。教科書では、ほんの少ししか触れられず、しかも、初の平民出身の首相として、期待されながら、完全普通選挙を成し遂げられなかった人物として、どちらかというとネガティブな取り上げられ方だったように思う。しかし、原は言う。もし、教育も十分でない時代に、金のない有権者が多くいたら、票を金で買うことがまかり通ってしまうのではないか。まずは、国民に十分な教育が必要ではないかと。原は武家の出身ながら、あえて平民となり、私ではなく、公に生きた。東北出身の偉人には、こういった名士が多いように思う。

  • Book Lover Mr.Garakuta

    【速読】【図書館本】:高速マルメ読み。こういう本をどしどし読みたい。物語を通して歴史や人間性を養う事が出来るのが良いですね。

  • teddy11015544

    実家の菩提寺が盛岡の大慈寺で、本堂には原敬の肖像画があり、寺の一番手前にはその墓があった。そんなわけで、郷土の首相、政党政治、平民宰相などのキーワードとともに子供の頃から慣れ親しんでいた名前でしたが、その一生を俯瞰的に知ることはありませんでしたので、とても面白く読みました。家族の記憶とともに大慈寺と原敬がシンクロしています。それにしても大慈寺の本堂は冬には猛烈に寒いんだよね。

  • chuji

    久喜市立中央図書館の本。2021年10月初版。書き下ろし。平谷さんの著作三作目の読了。「柳は萌ゆる」では楢山佐渡を描き、「大一揆」では三閉伊一揆を描く。本著作も舞台は盛岡藩でしたが、色々盛り過ぎの感あり。平谷さんは岩手県出身在住の方でした。

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