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室蘭地球岬のフィナーレ

平石貴樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334103583
ISBN 10 : 4334103588
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

函館にあるワイナリーの社長宅から火事が出た。社長は死亡したが、一緒にいた息子は大やけどを負いながらも一命をとりとめた。現場の状況から放火の疑いが濃厚となる。コーヒサーバーと死亡した社長の体内から検出された睡眠薬は一般的なもので、即座に犯人とは結びつかない。瀕死の重傷を負った息子は、火事のショックから記憶喪失になっていて、何かを聞き出せる状態ではなかった。。。

【著者紹介】
平石貴樹 : 1948年北海道生まれ。東京大学文学部教授などを歴任し、現在は同大名誉教授。’83年に「虹のカマクーラ」ですばる文学賞を受賞後、推理小説を中心に発表。2016年『松谷警部と三ノ輪の鏡』で本格ミステリ大賞最終候補に。ロジックを重視した作品に定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • koma-inu

    函館物語シリーズ4弾。放火事件で死んだ父親と、生き残った息子。息子の記憶が戻らない中、第2、第3の殺人が起こる。コロナ禍の話ながら、昭和雰囲気がすごい。北海道で地道に足で稼ぐ捜査、ドロドロ人間関係がそれらしい。刑事がなかなかヒントを得れない中、名探偵ジャン・ピエールが来た5ページ後には解決編が始まるという、素敵な素早さ😳!刑事との落差が激しい!メイントリックも昭和風ですが、コロナ禍だと成立するかな?シリーズ最終作との事ですが、続きがあってもおかしくない終わり方でした。

  • tosca

    初読みの平石貴樹さん、シリーズ物の完結編とは知らずに手にしてしまった。239ページ、これくらいの厚さのミステリだと普段はすぐに読み終わってしまうが、つまらなくてページが進まず、ミステリをこんなにダラダラ読んだのは久しぶり。存在感の薄い各キャラクター、最後にいきなり出てきて天才的ひらめきで事件の真相を明かすポアロ的探偵役、明かされた真相もベタ過ぎてある意味驚く。シリーズを最初から読んでいたなら、また違う感想になったのかもしれないし、たまたま好みと合わなかったのかもしれないけれど、他の作品を読む気にはなれない

  • だるま

    フランス人大学生ジャン・ピエールが探偵役を務める函館物語シリーズ第4弾で、どうやら完結編らしい。函館近辺で起こる3つの事件。放火殺人と絞殺と一酸化炭素中毒死。殆どの容疑者にアリバイがあり、各事件の関連性が(特に第2の美少女絞殺事件が)掴めず警察がお手上げ状態になった時、前作の事件後に母国に帰っていたジャン・ピエールが用事で日本に来て、警部補から内容を聞きあっさり解決させてしまう。シリーズ中、最も論理的な謎解きであったが、説明されてアレやアレらが手掛かりだったのかと唖然とした。神がかった名探偵だねえ。佳作。

  • ほたる

    複雑に入り組んだ謎、そしてそれが数多の人が絡んで作られている。フィナーレに相応しくこのシリーズの美しい魅力が詰まった良い一冊だった。私自身も探偵役のジャン・ピエールを待ち侘びながら読んでいたし、彼が魅せる謎解きシーンはやはり緻密で圧巻だと思う。

  • asobi

    函館岬シリーズ最新作で多分シリーズもフィナーレ。事件自体は地味に展開すると思ったら、地球岬事件が起きてよくわからなくなる。ジャン・ピエールが登場するまでは五里霧中だったんだけど、北海道ならではのミステリなんでしょうか。今どき、これかとも思うけど、よくできている。この雰囲気、悲劇シリーズは。

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