Product Details
ISBN 10 : 4788512734
Content Description
かつて学生のあいだに「煩悶」が大流行した。明治後半である。そのころ、高等教育を受けた「女学生」も誕生した。これら特権的若者の実態を、その「新しさ」のモデルとなった「西洋」と往還しつつ、当時のメディア・文学のなかに探る。
目次 : 第1章 明治の「煩悶青年」たち(「煩悶青年」とは何か/ 文学のなかの煩悶青年たち/ 明治末の『ヨーン・ガブリエル・ボルクマン』)/ 第2章 「女学生」の憂鬱(「女学生」というメタファー/ 「恋愛」の波及/ 「女学生神話」の確立)/ 第3章 「堕落女学生」から「宿命の女」へ(「堕落女学生」の行方/ 明治東京の「宿命の女」)/ 第4章 「新しい男」の探求―ダンヌンツィオを目指して(『煤煙』という出発点/ 漱石と鴎外の青年像―「新しい男」とは何か/ 「醜い日本人」をめぐって―ダンヌンツィオと高村光太郎を結ぶ糸)/ 第5章 女たちの物語(「令夫人」から「妖婦」へ―大塚楠緒子の作品をめぐって/ 遅れてきた女学生小説―『あきらめ』の意義/ 女たちの新たなる地平―『青鞜』に集う物語)
【著者紹介】
平石典子 : 1967年、北海道生まれ。東京大学大学院超域文化科学専攻単位取得退学。博士(学術)。専攻・比較文学。現在、筑波大学人文社会系准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
powered by
rbyawa
読了日:2019/10/04
みかん
読了日:2015/11/11
(外部サイト)に移動します
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .

