Books

スバらしきバス ちくま文庫

平田俊子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480439796
ISBN 10 : 448043979X
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2024
Japan

Content Description

東京や福岡の路線バス、コミュニティバス、高速バス、ツアーバス…詩人である著者は、ふらっとバスに乗り込むと、外の景色を眺め、本を読み、ぼんやりし、バス停の名前から物語を妄想し、乗客を観察する。終点まで行って、また同じ路線で折り返す。そんなバスの中の時間は、楽しく、心地よく、ちょっと寂しい。ユーモアと叙情を湛えた傑作バスエッセイの増補文庫版。

目次 : 森にいく/ 三つの席/ よろける/ 雨上がりのバスは/ 四丁目から四谷へ/ 図書館まで/ 思い出経由、美容院いき/ こんな偶然/ 浮き沈み/ 明暗ある道/ 王子様に会いに/ 天神まで/ 島部分/ うまくいかない/ ピアニシモの旅/ いとこに会いに/ ぐるぐるっと/ 成増におりません/ 桜をよけて/ 「あかいくつ」に乗って/ 真夏のめぐりん/ ざわざわ/ 灯台まで/ 文庫版書き下ろし とどろき、桃の木

【著者紹介】
平田俊子 : 詩人。詩集に『戯れ言の自由』(紫式部文学賞)、『詩七日』(萩原朔太郎賞)、『ターミナル』(晩翠賞)などがある。戯曲「甘い傷」で文化庁舞台芸術創作奨励特別賞。幼稚園(鳥取県境港市・美哉幼稚園)と高校(山口県立徳山高校)には路線バスで通園、通学した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • fwhd8325

    子どもの頃は、乗り物に弱く、遠足の日はとても憂鬱でした。それでも今は、平田さんと同じように、路線バスに乗ることが大好きです。この著書の中で登場する路線も、同じように乗ることがあって、とても親近感を感じます。バスの中の観察はとてもユーモラスで、ほっこりさせてくれました。

  • ホークス

    元本は2013年刊。著者は詩人との事。バスに乗るのが好きで、出発待ちしている知らない路線のバスにふと乗ってしまう。乗りたくなる冒険心とウキウキ感が素敵で、本書はそんなバスとの日々を綴ったもの。気取りがなくて具体的で、武田百合子の『富士日記』を連想させる。地元である東京のバス、母親の住む福岡県のバス、時には長距離バスにも乗る。乗ってからも忙しく、運転手さんや乗客を観察して人柄を想像し、通過する街の歴史を推理し、細い道を器用に走るバスを褒める。バス停の名から空想を巡らせる、言葉へのこだわりが詩人らしい。

  • pirokichi

    著者のXをフォローしているのだが、つぶやきにほんとクスッとさせられて、さすが詩人は違うなあと常々思っていたところ、本書の発売を知り、喜び勇んで買い求めた。バスを見たらどこかに行くためでなく、乗るために乗ってしまうバス好きの著者によるバスエッセイ。やっぱり、クスッとニヤッと面白く、久しぶりに会った最近本を読まないという従姉にもいいよーと薦めてしまった。私も近頃は少し時間ができたので、乗るためだけにバスに乗って終点まで行ってみようかな。タイトルが回文だと感心していたのだが、よく見るとそうではなかった。

  • あやっぴ

    バスはふだん通勤で同じところを利用するだけなので、こんな風に都心で行き当たりばったりで乗ることはほとんどない。人との距離も近いから人間観察も楽しいのだけどね。電車の駅名ならなんとなくあそこだ!と分かるけど、バスの行き先(バス停の名前)見て、ここどんな場所?何があるんだろう?とすごく気になることはある。時間ある時に私も探検してみたくなりました。

  • 阿部義彦

    ちくま文庫、10月の新刊。著者の平田俊子さんは詩人だそうです。結構お年を召した方らしいですが。私があっ!と思ったのは、「思い出経由、美容院いき」で、ずっとおかっぱだったのを、友達の京子ちゃんから、ださいと言われ、下北沢の美容院のバンちゃんという美容師を紹介して貰い、カットするが思い切り短くカットされて、バンちゃんを恨むが、別な友人が顔を見るなり「あ。可愛い。すごく似合ってる。」と言われたら、たちまち機嫌が直り、バンちゃんに一生ついて行こうと決めた。って言う所。女性の機微ですね。目的の無いバス旅の記録。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items