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野蛮な読書 集英社文庫

平松洋子

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087452372
ISBN 10 : 4087452379
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2014
Japan

Content Description

“本の海”めがけてざぶんと飛び込み、泳ぎだす。手にした一冊に始まり、次から次へと思いがけず繋がっていく本の世界。時間や場所を問わず、興味の趣くままに読み進めた全103冊、読書の真髄と快楽を余すことなく綴った一冊。食や暮らしの分野で人気の著者初の読書エッセイ。時を忘れて読む楽しさや幼い頃の記憶を呼び起こし、「読みたい」欲をかきたてる。第28回講談社エッセイ賞受賞作。

目次 : 第1章 贅沢してもいいですか(能登はハンバーガーと風呂上がり/ 贅沢してもいいでいか/ わたしの断食一週間/ まずいスープはうまい)/ 第2章 わたし、おののいたんです(わたし、おののいたんです―宇能鴻一郎私論/ 最後の銀幕スタァ―池部良賛江/ 獅子のまるかじり―獅子文六、ほんとうの味/ 四日間の空白―沢村貞子の日記文学)/ 第3章 すがれる(春昼/ 夏のしっぽ/ クリスティーネの眼差し/ 雪国ではね。/ すがれる)

【著者紹介】
平松洋子 : 1958年岡山県倉敷市生まれ。東京女子大学文理学部社会学科卒業。2006年『買えない味』で第16回bunkamuraドゥマゴ文学賞、12年『野蛮な読書』で第28回講談社エッセイ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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料理の人というイメージを大きく覆してくれ...

投稿日:2021/04/09 (金)

料理の人というイメージを大きく覆してくれた一冊。読書量もすごいが、読んでいる本の質(この辺は人それぞれで感じ方は違うでしょうが)もすごいと思った。さらに、それらに対する洞察も素敵です。平松洋子にどっぷりはまるきっかけになりました。めくるめく読書の世界に浸れます。

いえつん さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    食のエッセイで有名な平松さんの読書録エッセイです。ただの読書録ではなく日常のことなどを一緒に綴ったエッセイで面白く読みました。様々な分野のことが書かれていますがやはり食べ物に関するものが多いように感じました。楽しい読書録だと思います。

  • kana

    読書エッセイは元来、大好物ですが今回も大変素晴らしかったです。本との向き合い方にはいろいろあるけれど、本作に描かれるような本と共にある日々は私の理想で、心惹かれるままに今最も読むべき本と出逢い、美味しいごはんを味わうように身体に染み込ませていく様にうっとり。特に断食をしながら、正岡子規の『墨汁一滴』を読む章なんて、究極の贅沢というか。ジャンル攻めで日記文学、写真集、官能小説と堪能していくのも興味深い。出てくる本全てを読んでみたくなって大変!私もこんなエッセイをいつか書いてみたいものです。

  • mint-s

    平松洋子さんの読書エッセイ。新刊ではなく旧刊が紹介されていました。読書の幅広さ、奥深さに驚き、それを伝える巧みな言葉と熱に圧倒されました。第一章の一週間断食合宿には興味津々。温泉付きの宿で読書と歩くことしかする事がないなんて魅力的♪

  • はたっぴ

    長時間の通勤を繰り返していると電車での過ごし方が重要になる。スマホでゲーム三昧の人が増えている昨今、読書している人を見ると、お辞儀をして「失礼ですが何を読んでいますか?」と尋ねたくなる。図々しく手元を覗き見る訳にもいかないので、時々この手の本を読んでみるのだが、さすがに朝日・読売新聞の書評委員をつとめただけあって読書欲を刺激される一冊だった。食や暮らしのエッセイが多い著者が、こんなに野蛮な読書をしているとは思わなかった。思わず登録してしまった本が何冊あっただろう?著者が読書に耽溺している姿が思い浮かぶ。

  • ばう

    ★★★★これは唯の読書案内ではありません。平野さんの日々の暮らし、本に纏わる思い出が綴られている中に自然に読書する風景が組み込まれていてとても良いです。それにしても叶恭子から宇能鴻一郎、正岡子規、太宰までなんと振り幅の広い読書!すごい。読みたい本もまた増えてしまいました。しかし宇能鴻一郎が芥川賞作家とは知らなかった。そして子供の頃から気になっていたけれど、平松さん同様に大した所じゃないだろうなと思っていた明治村に是非行ってみたくなりました。

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