平川祐弘

Individuals/organizations Page

Books

ダンテ「神曲」講義 上 河出文庫

平川祐弘

☆
☆
☆
☆
☆
Write review 

Product Details

Genre
：
Literature
ISBN/Catalogue Number
：
ISBN 13 : 9784309419633
ISBN 10 : 4309419631
Format
：
Books
Publisher
：
Kawade Shobo Shinsha
Release Date
：
May/2023
Release Country
：
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
平川祐弘, 平川〓弘 ,  

Content Description

世界文学の最高傑作といわれる、ダンテの『神曲』。その名訳者にして比較文化史の大家が、半世紀近くの研究と講義の成果を盛り込んで、ダンテとその作品の魅力を平明かつ詳細に解き明かす、画期的大著。偉大な詩人の遺した大古典『神曲』を、もっとも読みやすい日本語訳を用いて読み解いていく。いま地獄めぐりの旅が始まる。

目次 : 第１回　ダンテの『新生』/ 第２回　仏教の地獄とキリスト教の地獄/ 第３回　作品の冒頭/ 第４回　地獄の門/ 第５回　三途の川、辺獄/ 第６章　肉欲の罪/ 第７回　大食らいの罪、貪欲と浪費の罪/ 第８回　忿怒の罪、地獄の下層界へ/ 第９回　異端の罪、暴力の罪/ 第１０回　自殺者の森、熱砂の沙漠/ 第１１回　男色者たち/ 第１２回　悪の濠、欺瞞の罪

【著者紹介】
平川〓弘 : １９３１年、東京生まれ。東京大学名誉教授。比較文化史家。フランス・イタリア・ドイツに留学し、北米・フランス・中国・台湾などで教壇に立つ。『小泉八雲　西洋脱出の夢』『東の橘西のオレンジ』でサントリー学芸賞、マンゾーニ『いいなづけ』の翻訳で読売文学賞、『ラフカディオ・ハーン　植民地化・キリスト教化・文明開化』で和辻哲郎文化賞、『アーサー・ウェイリー『源氏物語』の翻訳者』で日本エッセイスト・クラブ賞、『西洋人の神道観　日本人のアイデンティティーを求めて』で蓮如賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

（「BOOK」データベースより）

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
Write you own review

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • KAZOO

    読了日：2024/09/13

    ダンテの「神曲」はまだきちんと読んだことがありません。以前にドレの挿絵がある抄訳版を読んだことがありますが、全体を読もうという気にはなりませんでした。今回はこの本で少し知識を得てから読もうという気になりました。とはいうもののかなりの分量があります。比較文学史がご専門の平川先生ですので、ここでは、日本の「地獄草紙」などを引き合いに出されていて興味深く読みました。やはりキリスト教と仏教の違いというのはかなりある気がしました。

  • Francis

    読了日：2024/03/16

    ダンテ「神曲」の一番の日本語訳者平川祐弘先生による「神曲」講義。「地獄篇」に登場する地獄の描写が仏教の教えに基づく日本とキリスト教世界でどう違うか、「神曲」の日本語訳の違いや英語ではどう訳されているか、などかゆいところまで手が届く解説でとても面白く読める。

  • misui

    読了日：2023/05/13

    全二十五回の講義のうち二十回が地獄篇にあてられています。上巻は地第十八歌、悪の濠（マレボルジェ）の最初のあたりまで。

  • Fumoh

    読了日：2025/03/24

    河出文庫で『神曲』の翻訳をなさっている平川氏による『神曲』講義で、かなり分厚いです。で、内容を読んでいると著者の自分語りがかなり多い。またどこかで読んだことがありますが、平川氏の「自分上げ・他者下げ」がひどい、という感想は本当だなと思いました。特に同業者に対しては辛辣です。ただ平川氏が学者として豊富な知識を持った方だというのは本当です。しかし野心的というか、上昇志向が強いというか、オレ完璧、オマエラ全然ダメ、みたいなことを本気で主張するような人なんだなと思いました。で、確かに知識は豊富なんですが、

  • Ise Tsuyoshi

    読了日：2023/09/05

    名訳者による神曲講義。まえがきで「力点の置き方そのものが私の『神曲』各篇に対する批評のあらわれ」と書いているように地獄篇の解説が長く、上巻12回を終えて、やっと地獄篇十八歌にたどり着いた。フィレンツェのチアッコやグイド・カヴァルカンティが登場する『デカメロン』の各シーンを紹介するあたりは、両方を訳している著者ならでは。色々知れて面白いのですが、過去の翻訳者が結構ボロクソに言われていて、少しかわいそう…

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items

Sell This Item