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イシマル書房編集部 ハルキ文庫

平岡陽明

User Review :3.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784758441278
ISBN 10 : 4758441278
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

満島絢子は念願かなって神保町の小さな出版社にインターンとして採用された。しかし、当のイシマル書房は親会社から「半年で経営が改善されなければ他社に株を売却する」と最後通告を受ける―会社存続の危機に、石丸社長を中心に、理由あり作家、引退していた編集者、活版職人で絢子の祖父、元ヤンキーの営業マン、全国の書店員…など「小説」を愛する人々が立ち上がった。果たして起死回生のベストセラー小説は生まれるのか?書き下ろし長篇。

【著者紹介】
平岡陽明 : 昭和52年5月7日生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。出版社勤務を経て、2013年、「松田さんの181日」で第93回オール讀物新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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登場人物の情熱にこちらも引き込まれてしま...

投稿日:2021/03/16 (火)

登場人物の情熱にこちらも引き込まれてしまします。 本への熱い思いが随所にちりばめられていて、自分も頑張ろう、という元気をもらえる本です!

とらばたー さん | 北海道 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しんごろ

    『ライオンズ、1958。』に続き、平岡陽明さんにまたしてもしてやられました。これは、本が大好きな人にはぜひ読んでほしい。弱小出版社の再建の話!まさかの読メがでてきて親近感を感じつつ、一気にハートを持って行かれ、素適な一文、フレーズは出てくるは、出てくる登場人物は本に愛情を注いでいて、やることはかっこいいわで、ラストはちょこっと悲しかったけど、あっという間に読み終わり面白かったです。本に愛情を注ぐ人達がいる限り、出版社、本屋さん、きっと生き延びると信じたいし、自分は命のある限り、本好きでいたいと思います。

  • しんたろー

    平岡陽明さん初読み。神保町にある零細出版社を舞台に新人編集者・絢子と定年退職した元編集者・岩田の二人の視点で会社を救う為にヒット作を生み出す過程を描いた「お仕事」小説は、本への愛情に満ちた温かい物語。出版業界の厳しさを描きつつも「もしかしたら」と思わせる現状打破の方法や理想を追い求める熱さ、書店員さん達の想いが伝わってきて、本好きなら間違いなく頷ける部分が多い。読書メーターを愛用する主人公に親近感を覚えるし、現存する神保町名店が色々と登場するのも嬉しかった。エピローグには思わず涙が滲み、好い読後感だった。

  • おしゃべりメガネ

    〔読書メーター〕もたびたび登場する出版社を舞台にしたお仕事小説です。念願かなって小さな出版社にインターン採用された「絢子」は人間味のある人々が働く環境で生き生きと仕事に望みます。経営の悪化から出版社を危機から救おうと立ち上がる人々の悪戦苦闘とひたむきな精神をアツく描いています。引退していた編集者や過去にワケありの作家など、個性溢れるキャラが目白押しで読む手がとまりませんでした。とにかく「本」を愛してやまない人々が、純粋にまっすぐ本に対する思いを温かくココロに伝えてくれます。最期は涙が止まりませんでした。

  • まーくん

    図書館から予約本用意できましたとメール、受取った数冊の中に本書が。はて、これは?と読みだしガッテン、読み友さんの、作中に「読メ」登場とのコメントを見て取寄せたのでした。神保町にある崖っぷち零細出版社にインターンとして採用された本好きの若き女性絢子さんの奮闘記、というより主役は一度は現役を引退したシニア編集者岩田さんかな。彼らの再建に向けた戦いを爽やかに描く。素人には取次の役目とか出版業界の仕組みが良くわかり興味深い。神保町すずらん通り界隈の喫茶店とかレストランとか実名で出てくるので個人的にも臨場感UP。

  • ちょろこ

    本への愛おしさが増す一冊。危機に陥った小さな出版社の起死回生物語。読メ登場で文句無しに惹き込まれる世界、良かった。一つの目標に向かって一致団結する姿、編集者魂、作家魂、活版魂…本に携わる人の本に捧げる魂の熱がジンジン伝わってくる。世に送り出されるまでに幾人もの手に渡って、それぞれの想いが、幾人もの言葉がその都度詰め込まれていくその過程もたまらない。そしてその過程を追う度に本への愛おしさが増す。最後は見事に目頭熱く、文字も霞んだ。物語のこの締めくくり方、この読メの絡ませ方、これはニクい。心に残るなぁ。

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