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半うつー憂鬱以上、うつ未満

平光源

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784763142542
ISBN 10 : 4763142542
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan

Content Description

「うつ」とまでは言い切れない。だから、仕事に行けるし、家事もできる。
だけど、たしかに憂鬱を超えた不快感がある。身体は動くけれど、心が動かない。

「半うつ」とは、そんな憂鬱とも、
うつ病とも言えないグレーな心の状態を指します。

なんと、現代人の5人に1人が、
潜在的にこの「半うつ」に苦しんでいると言います。

名前のない不安ほど怖いものはありません。
でも、名前がつけば
「対処法がある」「1人じゃない」と思えるようになります。

この本は、精神科医として25年、
延べ20万人の患者さんを診てきた著者が、
名前がないばかりに見過ごされてきた苦しさに
「半うつ」という名前をつけ、その改善法を具体的に示した一冊です。

■こんな症状に複数心当たりがあったら「半うつ」かも?
□昔は楽しかった趣味やテレビ番組にも興味が湧かなくなった。
□美味しいものを食べたり、嬉しいことがあったりしても、心から喜べなくなった。
□夜なかなか眠れない、または休日に1日中寝てしまう。
□食事が面倒になる、または無意識に食べ過ぎてしまう。
□本や資料を読んでも頭に入らない、仕事に集中できない。
□原因不明の頭痛、肩こり、胃の不調が続く。
□「今日の夕食何にしよう」といった小さなことでも決められない。
□話している最中に集中が途切れ、相手の話を聞き逃すようになった。
□昔の失敗や恥ずかしい出来事ばかり思い出してしまうようになった。
□歩くのが遅くなったり、物が重く感じたり、身体的な動作が鈍くなった。
□些細なことで急に悲しくなったり、怒りっぽくなった。
□何かを質問されても、思考が停止して考えがまとまらなくなった。

【著者紹介】
平光源 : 東北のとある精神科医院を営む、精神科医。高校時代、不登校が原因で医学部受験に失敗。3浪してうつになり、ある本がきっかけでうつから回復した経験をふまえて、約25年精神科医として心のケアに当たる。支援学校学校医、老健施設往診医、いのちの電話相談医、傾聴の会顧問など、その活動を多岐にわたる。精神保健指定医、精神科専門医、日本医師会認定産業医。著書『あなたが死にたいのは、死ぬほど頑張って生きているから』(小社刊)が2022年の第2回メンタル本大賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • のぶのぶ

    著者自身、三浪の経験、患者さんが良くなったと思ったら母親の1日の留守の間に亡くなってしまったこと、東日本大震災の実体験などから、「半うつ」という状態に言葉があったら、今よりサポートを受ける人たちが多くなることを伝えている。実際、発達障害などが言葉にされることでかわってきている。おかしいなと思ったときに休む、サポートをされるとひどくならない。自転車の運転を例に半うつの状態を表す。アクセル、ブレーキ、ガソリン、エンジン。エンジンは壊れやすいもの。睡眠、美味しいものを食べる(におい)、真剣に休むことが大切。

  • あっきー

    ⭐3 新聞の広告が面白そうだったので読む、新聞の広告以上のものではなくチト拍子抜け、対策は@セロトニン(心の安全装置ブレーキ)を増やす)Aノルアドレナリン(やる気の素アクセル)は適正にBドーパミン(ワクワク感)も適正に、が主な対策だが自分の症状は半うつまでいかず1/4うつ程度だと分かったし、これからはしなしなぁ〜といく

  • 双海(ふたみ)

    「半うつ」も「うつ」も決して、怠け病ではない。心の病気という言い方も的外れだと思う。脳の神経物質の不足が原因なのだから。「半うつ」とは、動ける気がするのに、動きたい気持ちが湧いてこない状態。

  • みじんこ

    現代社会の情報過多・選択過多は普段から特に感じていたことが言語化されていた。「半うつになるのも、しょうがない」はその通り。スマホから程よく距離をとること、本当の休息を取るための改善点だと思った。神経伝達物質のセロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンにそれぞれ着目し、体を車に例えて一つずつ改善していく流れは分かりやすかった。無理をせず自分の本心と向き合うことは忙しい日々の中で忘れがちだが必要なことだと思う。食事や睡眠は重要性を改めて確認する。1分間血流改善エクササイズは簡単なので時々やってみることにしたい。

  • Jas

    うつ病の治療中で、病状は安定してきていますが、それでも時々とてもしんどくなるので、この本を手に取りました。とてもわかりやすく、心が楽になる本でした。ワクワク感を回復させるには、他人の期待ではなく自分の期待に沿って生きること。当たり前のことかもしれませんが、人の中にいると、自分の気持ちが分からなくなってしまいます。それでもこうやって一人の時間をとって、自分と向き合い、自分軸に立ち戻ることが大切だと改めて考えさせられました。朝起きたとき、今日はどんな一日になるかとワクワクするために生きているなんて素敵だな。

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