Product Details
ISBN 10 : 4130101439
Content Description
セザンヌからスミッソンに至る近現代美術から、ゴダールの3D映画、トンネル工事の記録写真、そして同時代のダンスや演劇まで、多様なジャンルを横断して広がる「芸術」という営みを、一貫した方法論的精密さで分析する。
目次 : 布置を解く/ 1 形象の生成(多重周期構造―セザンヌのクラスター・ストローク/ 斬首、テーブル、反光学―ピカソ『アヴィニョンの娘たち』/ マティスの布置―一九四五年マーグ画廊展示における複数の時間/ 屏風の折れ構造と距離―菱田春草“落葉”“早春”を見る/ 合生的形象―ピカソ他“ラ・ガループの海水浴場”の物体的思考プロセス)/ 2 大地と像(断層帯を貫く―『熱海線丹那隧道工事写真帖』/ 異鳴的うなり―ロバート・スミッソン『スパイラル・ジェッティ』/ 普遍的生成変化の“大地”―ジル・ドゥルーズ『シネマ2*時間イメージ』)/ 3 身振りの複数の時間(バカボンのパパたち―赤塚不二夫・ウィトゲンシュタイン・橋本平八/ Videmus(われわれが見る)―小林耕平『タ・イ・ム・マ・シ・ン』/ 幽霊のグルーヴ―core of bellsの憑依=参与的不一致/ 複数の時間を踊る―岩渕貞太・八木良太・蓮沼執太『タイムトラベル』/ 近傍の奈落―ジャン=リュック・ゴダール『さらば言語よ』/ ノーフューチャー―オフィスマウンテン『ドッグマンノーライフ』)
【著者紹介】
平倉圭 : 1977年生。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。専門は芸術学。現在、横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院准教授。著書に『ゴダール的方法』(インスクリプト、2010年。第2回表象文化論学会賞受賞)ほか。作品に『彫刻術としてのダンス』(神村恵・津田道子との共同制作、2019年)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .
