Product Details
ISBN 10 : 4904536886
Content Description
覚醒剤,アルコール,ギャンブル,万引き,ストーカー行為,自傷etc.……がやめられない。やめられないのは意志が弱いせいだ――そう言われてきたが,やめられないのは意志の問題ではない。身の回りの刺激とそれらの行為が強力に結びついて条件反射を形成しているから,やめたいと思っていてもやってしまうのだ。
本書はパヴロフの学説を基に,その条件反射を弱め,平静な状態を保つ新たな反射を形成することで欲望そのものをコントロールする技法,条件反射制御法の理論と実際を詳説する。
その驚きの効果を実際にぜひ味わってほしい。医療・福祉の領域における治療・訓練に新たな地平を拓き、刑事司法体系に対して変わるべき根拠とその方向を示す画期的治療法の登場である。
平井愼二(ひらい・しんじ)
独立行政法人国立病院機構下総精神医療センター薬物依存治療部長兼臨床研究部長,条件反射制御法学会会長。
1985年徳島大学医学部卒業。昭和大学病院での研修を経て,1989年から現在の職場に入り,薬物乱用者に専門的に対応した。1995年からは2年間,ロンドン大学セントジョージ病院嗜癖行動学科へ出張。1999年に薬物乱用対策における取締処分側と援助側の∞連携を構想。2006年に条件反射制御法を開発。2012年に条件反射制御法研究会(学会の前身)を発足させた。
ヒトの行動原理に基づいて,現在の精神科領域の技法を整理し,司法体系のあり方を適正なものにすることを活動の焦点にしている。
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いとう
読了日:2025/05/29
ひろか
読了日:2015/05/24
けっち
読了日:2017/11/01
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