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大富豪同心 二十九 天下無双の型破り 双葉文庫

幡大介

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784575671667
ISBN 10 : 4575671665
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
幡大介 ,  

Content Description

爆発に巻き込まれ、美鈴は記憶を失っていた。濱島与右衛門はそれを利用して敵は卯之吉だと思い込ませ、美鈴を世直し衆の剣客として手元に置く。皆で捜しても見つからないわけである。世直し衆を操り、謀略を企む尾張藩附家老・坂井は浪費で更に幕府を弱体化させるため、将軍の日光社参を推し進める。それに対抗し、上様に翻意を促すのは老中・甘利とまさかの卯之吉!?後がない世直し衆は大金を運ぶ三国屋を襲う。「三国屋ッ、覚悟!」美鈴が卯之吉に刀を振り上げたそのとき…。ドラマ『大富豪同心 参』の終盤に当たる原作本!

【著者紹介】
幡大介 : 1968年、栃木県生まれ。武蔵野美術大学造形学部卒業。テレビ局嘱託職員、CM制作会社に勤務。95年、文筆業に転じフリーライターとして活躍。2008年「天下御免の信十郎」シリーズ(二見時代小説文庫)で時代小説作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • はにこ

    対峙してきた世直し衆もやっと根絶やしになった。前回行方不明になった美鈴がどうなるかとヒヤヒヤしたが無事卯之吉のところへ戻ってきてくれて良かった。菊野さんも好きだけど、卯之吉の嫁に収まる玉じゃないよね。このシリーズも長くなって徳右衛門もきっと良い歳になっただろう。卯之吉はいずれ三國屋に戻るのかな。このシリーズまだ続いて欲しいな。

  • yamatoshiuruhashi

    大富豪同心シリーズ29巻めにして最終巻。遂に大団円。卯之吉は美鈴を待っていた。天下を覆そうとしていた盗人集団「世直し衆」は壊滅。卯之吉は同心返上かと思いきや、「大賢は大愚に似たり」でいないと困るとの流れで、うやむやに。卯之吉は三國屋の跡取りではない単なる放蕩ものではなかったかな。それが後取り息子に変わっている。まあ長い連載、色々手違いや設定を変更した方が良いこともあろう。そもそも都合が良い設定の捕物帖だっただけに、こんな終わり方もよし。

  • 二分五厘

    「どうしようもない身勝手で、どんな目に遭おうとも身から出た錆だ」と言い切られてしまう放蕩者・卯之吉。だが、前回で美鈴様が行方不明になってしまいなってしまうと、遊びに熱が入らないようで。時に世直し衆による押し込みにより世情不安の中、いよいよ坂井主計頭が最後の一手を打つ。今回の卯之吉は遊ばない分かどうか、打つ手全てが的確に敵を追い詰めていく。これが偶然に見えないのが怖い「なんにもしない、なんにもできないお人ですけどね。卯之さんの周りに集まっているお人たちが、卯之三のために(中略)綺麗に片づけちまうんですよ」

  • とく だま

    卯之吉を好いて止まない美鈴が行方不明になったまま前作は終えている?!今作で美鈴の姿が見え隠れしながら、四話に渡る世直し衆とそのうらで天下転覆を策謀する幕臣の話は終えそうだ。果たして美鈴は帰るのか?幕府は健在でいられるか?実に卯之吉とそれを慕うものたちの上様も含めた活躍が、今作は特に清々しく面白く感動仕切りだった。

  • ウォーカージョン

    初期に比べると破綻が少ない。初期との整合性を保ちつつ、うまいことまとめたな。これで終わりかも、寂しい。

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