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翻訳出版編集後記

常盤新平

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784864880985
ISBN 10 : 4864880980
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2016
Japan

Content Description

早川書房における十年間の編集者生活。英米のエンターテインメント小説やノンフィクションを刊行し、出版界に新たな道を拓いた著者が、自らの体験を基に翻訳出版のあり方を問う、傑作回想記、新発掘!

目次 : 一九六七年十一月―初めてのアメリカ/ ポール・レイノルズとトーランド/ ノヴェライゼーション出版への疑問/ 「ホリデイ」の失敗/ 「PW」誌の思い出/ ニューヨークで出会った人々/ わずかな部数を大切にした時代/ 敗者をいつも理解した人/ 楽しさ、面白さを味わう/ HAYAKAWA BOOKS〔ほか〕

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    常盤新平をかなり久しぶりに読みました。常盤新平と言えば、アーウイン・ショーの都会的な小説の翻訳者というイメージが強いですが、本書はそれ以前の自伝的エッセイでした。著者は翻訳小説の黎明期にかなり苦労されたようです。全く知りませんでしたが、早川書房に10年も在籍していたんですね。「プレイボーイ」に対抗する雑誌「ホリディ」を企画し、1号で廃刊にした辛い過去もあったなんて、大変不思議です。雑誌名からしても、売れない気がしますが(笑)

  • kokada_jnet

    1967年、早川清社長とNYに行き、コロンビア大学の学生だった早川浩現社長と、現地の出版関係者とあってきた話が面白いな。エース・ブックスの女性担当者が「すごいつけまつげで厚化粧」。「粗末な本を出している格下の出版社だけれど、立派なビルの中にあった」とか。

  • kokada_jnet

    しかし本全体としては、あまり面白くない。この人のエッセイの文体が苦手。

  • スターライト

    常盤新平氏が、早川書房にいた1959年からの10年間の翻訳出版に関するエピソードを語った書。入社のいきさつや版権をめぐる争奪戦、海外作品に対する自らの評価など興味深い内容で、あっという間に読み終えた。文章から感じられるのは、驚くほどの常盤氏の自己評価の低さだ。それはおそらく1号出しただけで廃刊になった雑誌「ホリデイ」のことが、記憶から拭い去れないからかもしれない。自分が先輩諸氏から受けた世話を、後輩に対して自ら実践していたことがわかる宮田昇氏の「後記」を読んで、胸が熱くなった。

  • てつや

    翻訳小説の黎明期の状況がぐんぐんと立ち上がってくるのが、実に面白かった☆ できれば、もうちょっと長いスパンで、読みたいかなって思いました。 

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