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日本一の「デパ地下」を作った男 三枝輝行 ナニワの逆転戦略

巽尚之

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784797673555
ISBN 10 : 4797673559
Format
Books
Release Date
June/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「弱い」阪神百貨店を「強く」した、サラリーマン社長の大改革とは

「弱小集団からどこにも負けない店になるには食品しかない」
どの百貨店も利益率の低い食品に見向きもしなかった頃、デパ地下に目を付けた経営者がいた。阪急、大丸、近鉄など錚々たる百貨店が揃う関西にあって、それらの後塵を拝していた阪神の三枝輝行である。一介のサラリーマンとして入社し、さまざまな改革に取り組みトップにのぼりつめ、ついには実業家としてその名を轟かせた三枝の痛快な会社人生と、それを支えた発想力、仕事哲学とは。

浜村淳さん推薦!
「三枝さんは食品売り場を華やかなテーマパークにした!」
三枝さんは「有言実行」の人です。阪神百貨店の社長時代、それまで軽視されていた地下食品売り場を充実させ、イートインコーナーもふくめてテーマパークのように華やかで楽しい場所に仕立てあげました。数々の功績は、いかなる人間形成によって成り立って行ったのか? その原点をさぐり、波瀾に満ちた人生の苦闘と喜びを語った本書は、単なる経営の参考書ではなく人生の指南書として、また興味深い読み物としてもおすすめ致します。

(「もくじ」より抜粋)
●隣接するライバル百貨店、阪神と阪急
●弱者の逆転戦略「ランチェスターの法則」
●何かを変える時は、スタート段階がいちばん辛い
●”祭り”を演出せよ
●熱意も見せ方で「戦略」になる
●売り場の成否を司るもの
●ケーキの売り上げはなぜ下がったか
●阪神百貨店名物”いか焼き”が売れる理由
●「大福五百個を売り場に積み上げろ」
●扱いにくい部下
●タイガースの大投手・村山実をタダで使ってCM
●”場慣れ”の効用
●得につながる損、損のままの損
●勝負の引き際
●目先の信用より、もっと大きな信用
●銀行と対等にモノを言うには
●ハナッからこれは無理と決めつけず、何でも試してみること
●もったいなくて捨てられないショッピングバッグ
●熊本岩田屋を再建へ
●熱狂のタイガース優勝セール
●星野仙一との確執
●村上ファンド問題のキーマンに
●辞任
●第二の人生を創るもの


【著者略歴】
巽 尚之(たつみ ひさゆき)
昭和30年大阪市生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。産経新聞社に入社後、編集局経済部次長、営業局企画開発部長、編集委員などを務めた。大阪経済大学客員教授のほか、大阪成蹊大学、関西学院大学、関西大学の各大学で非常勤講師、大阪産業大学で評議員を務める。著書に『鉄腕アトムを救った男』(実業之日本社)、『アート引越センター 全員野球の経営』(PHP研究所)、『人生で大切なことは手塚治虫が教えてくれた』(PHP研究所、ラサール石井氏と共著)などがある。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 佐々陽太朗(K.Tsubota)

    ひと言でいうと「覚悟を持って全力で事に当たる」ということかと思いました。心に残ったものを箇条書きで書き留めておく。 弱者の逆転戦略「ランチェスターの法則」 何かを変える時はスタート段階が一番辛い 愛情のかけ方一つで売り場は流行りもすれば廃れもする 誠意を尽くして押す局面では押すが、逆に譲るべきところは相手を慮って譲る これは無理と決めつけず、何でも試してみること 利害関係のない友人知人を持つ 

  • よこたん

    “なんで、儲かりもしない食品にわざわざ力を入れて取り組むんや、あほとちゃうか” 遠い昔、通学通勤の道すがら、時々お世話になっていた阪神百貨店。大阪梅田には、大丸や阪急百貨店もあって、「服を見るなら阪急、食べ物を買うなら阪神」だったなあ。地下の食品街はものすごい活気で人並みに酔いそうになった。そしてタイガース優勝セールの狂乱ぶり(人が多すぎて駅にたどり着くのが大変だった)は、いまだに忘れられない。常に阪急と張りあおうというにおいがプンプン(阪急はそんなにおいなし)だったけど、こんな紆余曲折があったとは。

  • Kaz

    子供の頃から甲子園の帰りに寄っていた、阪神百貨店の名物社長の一代記。一時期、阪神百貨店のデパ地下は日本一と喧伝されていたが、私が好きだったのは、スナックパーク。うどん、カレーライス、お好み焼き、ちょぼ焼き、いか焼き、そして回転焼きの御座候…。高くて美味いのは当たり前、安くて美味いものを出すのが本当の良い店。そう考えるとこの場所は、確かに日本一だったかも知れない。百貨店って浮世離れした職場というイメージが強いが、実際には店ごとの序列に基づく熾烈な競争がある。トップの阪急に挑み続けた、彼の仕事ライフは痛快。

  • tetsubun1000mg

    大阪出身ではありませんので、三枝社長の事は全く知りませんでした。   以前甲子園に野球を見に行った際に、阪神電車に乗る前阪神百貨店の地下で弁当を買っていこうと思い、フロアに来ると明るく活気があり展示も広くボリュームがありすごい食料品売り場があると、びっくりしました。 これを作った人がのちの社長になる話で、型破りで一本気なおよそ百貨店には似つかわしくないのではと、思われる人でした。 酒も飲まず、私利私欲にとらわれず、自分の道を進む姿に経団連の元会長土光さんを思い浮かべました

  • アーク

    いやー愉快痛快。関西人ならではのはっきりした物言いと、上司や会社、そしてテナントや取引先との対決さえ厭わずに百貨店改革を推し進めていく三枝氏が実在の会社員だったというのが凄いよな。何より仕事に対する燃え上がるような情熱と真摯な姿勢に心打たれた。一流の人っていうのは、空気を読まずに空気を作るものだという。それを体現しているのが三枝氏なんだな。僕の仕事は百貨店とは全く違うけど、この情熱には学ぶべきものが多々あるな。読んでいてワクワクしたビジネス書。

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