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サイバーパンク・アメリカ 増補新版

巽孝之

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784326851980
ISBN 10 : 4326851988
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2021
Japan

Content Description

目次 : サイバーパンク・グラフィティ/ おれたちはポップ・スターだ―ブルース・スターリング/ ある女王の伝説―エレン・ダトロウ/ サイバーパンクと呼ばないで―ウィリアム・ギブスン/ ポスト・ニューウェーヴの岸辺に―チャールズ・プラット/ 鏡眼鏡綺譚―スティーヴ・ブラウン/ ミラーシェードの洗者ヨハネ―ジョン・シャーリイ/ メガロポリスは、黄昏―ロブ・ハーディン/ あなたもアメリカSFが書ける―ルイス・シャイナー/ 黄金時代よ永遠に―デイヴィッド・ハートウェル/ サイボーグ・フェミニズム宣言―サミュエル・ディレイニー/ 世紀末効果―ラリィ・マキャフリィ

【著者紹介】
巽孝之 : 1955年東京生まれ。1987年、コーネル大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。1989年より、慶應義塾大学文学部英米文学専攻助教授、1997年より教授。2021年に同名誉教授。アメリカ文学思想史・批評理論専攻。2009年より北米学術誌The Journal of Transnational American Studies編集委員。MLA、日本ペンクラブ、日本SF作家クラブ会員。代表的著書に『サイバーパンク・アメリカ』(勁草書房、1988年度日米友好基金アメリカ研究図書賞)、『ニュー・アメリカニズム―米文学思想史の物語学』(青土社、1995年度福沢賞:増補新版2005年、増輔決定版2019年)ほか多数。編訳書にダナ・ハラウェイ他『サイボーグ・フェミニズム』(小谷真理と共訳、トレヴィル、1991年/北星堂書店、2007年、第2回日本翻訳大賞思想部門賞)、編著に『日本SF論争史』(勁草書房、2000年、第21回日本SF大賞)、共編著に『世界のSFがやって来た!ニッポンコン・ファイル2007』(小松左京監修、角川春樹事務所、2008年、第40回星雲賞ノンフィクション部門賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ISBN vs ASIN vs OPAC

    レトロフューチャーの名の下に蘇ったサイバーパンクは、だがしかし、2022現在の現代性によって再評価されるべきだが、しかし、人間の定義自体が幻想に過ぎなかったことにうすうす皆が気付き始めている2022現在、サイバーパンクは新たに語られなければならな…………でもさ、いやよくわかんないけど、あの、ディックってサイバーパンクじゃないの? SF野郎の間ではそうじゃないことになってるの……? もしくは「ムカシ」だから……? 

  • マサトク

    三十年以上前の本が、去年になって増補新版ができ、電子書籍化されていたことをまず喜びたい。基本はサイバーパンク・ムーブメントの中心人物たちへのインタビュー。今となっては若さゆえのテンションかな、と思える発言もあるけど、それも時代の熱気を感じられて良い。巻末資料を読むと、日本語訳されたものの少なさに驚いてしまう。ギブスンやスターリングらが何を思い作品を書いていたのかを読めたのは良かった。SFを分析=脱構築するには、通常の文学的物語の研究とはまったく異なる作業が必要というディレイニーの立場には疑問もあるが。

  • Mits

    この当時のアメリカSFファンダムの実録ルポだ。どうも、サイバーパンクってのは、ジャンルとかスタイルじゃなくて運動、というかパフォーマンスだったのな。それで、その時代の尖がった作家たちがこぞってそう標榜したからそうなった。なるほど。そして、そういう経緯だからすぐにしっちゃかめっちゃかになってその境界なんかどこにあるのかわからない。 個別の作家のエピソードとしてはディレイニーのものが一番面白かった。

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