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和食はなぜ美味しい

巽好幸

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000062268
ISBN 10 : 4000062263
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
巽好幸 ,  

Content Description

おでん、ブリしゃぶ、松茸の土瓶蒸し…。出汁文化はどうして生まれた?ボタンエビに桜鯛、筍、鱧、鮪、鰻…。四季折々の味覚を楽しめるわけは?どんな日本酒、焼酎、ワインが合うのでしょう。わたしたち日本人は、地震や火山噴火などのとてつもない試練を日本列島から与えられてきました。そして、これからも与えられ続ける運命にあります。しかし同時に、数えきれないほどの恩恵も授かっています。その一つが「和の食」といえるでしょう。「食べものって、その背景にある自然の営みを知ると、ずっと深く味わえるのね!」マグマ学者(著者)と一二カ月の食べ歩きをした姪御さんもいっています。あなたもさあ、一風変わったグルメ散歩をご一緒にどうぞ。

目次 : 一月 おでん―出汁は山紫水明の恵み/ 二月 寒鰤―日本海誕生のヒミツ/ 三月 ボタンエビ―大きくなる日本列島/ 四月 筍と桜鯛―瀬戸内海のなりたち/ 五月 こしび―盛り上がる紀伊半島/ 六月 穴子と鰻―海底火山でのランデヴー/ 七月 鱧と昆布―地球大変動と生き物たち/ 八月 ぐじと鯖―沈み続ける若狭湾/ 九月 蕎麦と鮑―火山の恵み/ 一〇月 松茸と栗―列島の背骨、花崗岩/ 一一月 芋焼酎とワイン―巨大カルデラとサンゴ礁/ 一二月 河豚―九州島が分裂する!?

【著者紹介】
巽好幸 : 1954年大阪生まれ。京都大学理学部卒業。東京大学大学院理学系研究科博士後期課程修了。マンチェスター大学研究員、京都大学大学院理学研究科教授、東京大学海洋研究所教授、(独)海洋研究開発機構プログラムディレクター等を経て、神戸大学大学院理学研究科教授、海洋研究開発機構招聘上席研究員。2003年度日本地質学会賞、2011年度日本火山学会賞、2012年米国地球物理学連合ボーエン賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 壱萬弐仟縁

    出汁食材である昆布、鰹節には、うま味成分が多く含まれている(6頁)。えぐ味は苦味と渋みの 両方を兼ね備えた不快な味。筍調理のコツは、えぐ味を抑えて、香りを引き立たせるかにつきる (50頁)。8月のぐじ(アカアマダイ)は一汐して一晩おくことで水気が抜けて身が締まり、うま味が増す (110頁)。

  • onasu

    「食べものって、その背景にある自然の営みを知ると、ずっと深く味わえるのね!」とは、内容を表している以上の名言。  マグマ学者(著者)さんとその姪御さんが、関西で一年間、月一で旬のものを食べに行く。それが単なるグルメ本ではなく、日本列島とは、どんな成り立ちで、何故おいしいものがあるのか、魚の生態、土壌による作物のできまで。まずは日本の水は軟水で肉料理には適さない、て話しから。  地勢のとこは、易しく書かれていても、何度か読まないと頭に入らない。それでも、今なら箱根の地勢は?、とか興味の尽きない好著でした。

  • 禿童子

    地球物理学の先生が和食のメッカである関西料理に舌鼓を打ちながらその食材、特にハモ、フグ、アワビなどの近海の魚介類の生息環境を作り出している日本列島の<変動帯>を語るグルメと科学の入門書。巽先生の姪御さんに美人のコンシェルジュで大学院はだしの地学の知識を持つ人が実在するのか?という疑問を言い出すのは野暮かしら。入門エッセイにしてはうがった内容で、「海嶺の沈み込み」と「背弧域火山と日本海拡大」については初見の話題で興味をそそられる。末尾の「河豚 九州島が分裂する!?」は、熊本地震の背景を知るのに好適でした。

  • tetsubun1000mg

    「和食はなぜ美味しい」のタイトルに惹かれて選んでしまう。 美味しい和食を姪っ子と食べるシーンも多いが、大半は地球物理学の解説。 うまく図説があるため素人にも分かりやすくなっている。 日本が中国大陸から離れて列島になったとは意外でした。和食のうんちくも楽しめました。

  • Humbaba

    普段から摂取しているからこそ、その味に対して味覚が明敏になる。味付けというのは文化によって異なる。それは、そもそも摂取可能な要素が地方により異なるためである。そのような違いは、地域の成り立ちによって生じてくるものであり、日本はそれに恵まれたと言える。

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