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行動経済学の死 再現性危機と経済学のゆくえ ハヤカワ新書

川越敏司

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784153400429
ISBN 10 : 4153400424
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「実践的」「ビジネスに役立つ」と喧伝され、世間で注目を集めてきた行動経済学だが、いまその有効性に疑惑の目が向けられている。行動経済学会会長が、歴史的経緯を振り返りながら、理論を基礎から紐解き、その批判を徹底検証。学問的な意義を明らかにする。

【著者紹介】
川越敏司 : 公立はこだて未来大学システム情報科学部複雑系知能学科教授。行動経済学会会長。大阪市立大学大学院経済学研究科前期博士課程修了、博士(経済学)。1970年、和歌山県和歌山市生まれ。埼玉大学経済学部社会環境設計学科助手等を経て、2013年より現職。専門分野はゲーム理論・実験経済学。趣味はバロック・フルート演奏、チェス・プロブレムや漢詩の創作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 月をみるもの

    カーネマンやアリエリーは一般書として大人気なわけだが、学問分野としての行動経済学は、もう何十年も「再現性の危機」にさらされている(まあ心理学とか生物とか他の分野でも再現性は大きな問題のわけだが、、、)「行動経済学は一度死んだが二度は死なない。なぜなら伝統的な経済学と一体化したから(〜次に死ぬときは経済学そのものが死ぬ時)」というのが著者の主張のわけだが、じつは伝統的な経済学そのものがゾンビ、、、というか、そもそも生きてたことないんじゃないの?」

  • CCC

    損失回避性があるとは言えないという話が長かったので、最初は思っていたより狭い範囲の話なのかと思った。ただ途中から出版バイアスなどの話もあり、分野全体の話に。分析手法に対する込み入った話を避けておらず、数式やデータの取り方など処理についてきちんと説明があるので、すらすらとは読めない。しかしある種親切でもある。個人的にはサンプルサイズは基本大きいほどいい、という誤解が正されたのがためになった。カイ二乗検定の欠点など真面目に考えたことがなかった。サンプルを増やすだけで、ここまであっさり結論が変えられるとは。

  • kenitirokikuti

    著者は行動経済学会会長。表題は行動経済学を批判したアメリカの研究者のブログ記事から取ったもの(2020年)▲90年代まで伝統的経済学派は行動経済学派の案を拒んでいたが、2000年頃から折衷的な一般理論が成っている、というのが著者が示す概観である。もう少し著者の言葉を借りると、行動経済学はひとの不合理な振る舞いを扱ったが、けっきょく効用関数の最大化という合理的選択理論に収まっている、と。

  • iwtn_

    少し前から流行っている行動経済学は再現されにくく、その信頼性が過剰なのでは?というお話。それと、過去の経済学の合理性を拡張する形で、行動経済学の理論が本流に取り入れられつつあるのが現状、ということで理解した気になっている。複雑系である経済に対して、中々統一的な理論は難しいと個人的には思っているが、しかし大まかな予測をするためのモデル、ぐらいの精度で今後も改善されていくんだろう。社会全体が良い方向に向かえるガイドラインぐらいになってくれれば嬉しい。あと、ナッジあたりの知識は仕事にも活かせそう。

  • kaida6213

    心理学の分野でもあった、各種実験の再現性がないよねという話。過去有名な論文の詳細部分はなかなか面白かったが、結論そうなるんですかね。

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