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福音列車

川越宗一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784041125090
ISBN 10 : 404112509X
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2023
Japan

Content Description

国と国の歴史が激突するその瞬間、その時代を活写した5つの物語。明治維新から太平洋戦争まですべての希望と絶望を乗せて、その列車は走る―日本史が世界史と激突する瞬間のきらめく5つの福音を、直木賞作家が描く!

【著者紹介】
川越宗一 : 1978年鹿児島県生まれ、大阪府出身。龍谷大学文学部史学科中退。2018年『天地に燦たり』で第25回松本清張賞を受賞しデビュー。19年刊行の『熱源』で第9回本屋が選ぶ時代小説大賞、第162回直木賞を受賞。23年に『パシヨン』で第18回中央公論文芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 旅するランナー

    外国との関わりとしての日本史に埋もれた日本人の姿を描く5短編。米国留学中にスピリチュアル(黒人霊歌)を学びソウルとガッツを得た、佐土原藩島津啓次郎が参加する西南戦争。製糖工場て働く元武士が見るハワイ王国の終焉。南洋パラオでの米国との諜報合戦。満州国当時のモンゴルを駆ける元脱走兵。インパール作戦とインド独立運動。そこには確かに影の英雄がいた。歴史に翻弄される人々の姿が、変わらぬ熱さで語られる。

  • starbro

    川越 宗一、5作目です。明治維新から第二次世界大戦敗戦までのクロニクル、読み応えのある連作短編集でした。一つ一つの物語は良いのですが、5つ連なったことによる相乗効果があまり感じられませんでした。其々を独立させて、長編にした方が好い気がします。 https://www.kadokawa.co.jp/product/322112001254/

  • モルク

    明治以降の海外での戦争、独立運動にかかわった日本人の視点で描く5話の短編集。西南戦争とアメリカの黒人運動をゴスペルを通じて描く「福音列車」刀を捨てハワイに移住した夫婦と独立を求める現地の人々の「虹の国の侍」パラオでの海軍大尉「南洋の桜」脱走しモンゴルの馬賊となる日本兵「黒い旗のもとに」インパール作戦とインド独立の「進めデリーへ」。いずれも秀逸であり重厚な作品。読み終わるのが惜しかった。表題作が一番のお気に入り。

  • アーちゃん

    西南戦争とアメリカの黒人霊歌「ゴスペル・トレイン」、上野戦争後に食い詰めてハワイへ移住する夫婦「虹の国の侍」、第一次世界大戦後の日本統治下にあるパラオで米軍将校を探す海軍大尉「南洋の桜」、シベリア行きが嫌でモンゴルの馬賊となる脱走兵「黒い旗のもとに」、インパール作戦とインド独立を日本人と神戸育ちのインド人少女の視点で描く「進めデリーへ」。戦争と海外に絡む日本人を時系列順に描いた川越宗一さんの短編集。史実を基にした重厚な作品集は読了に時間がかかったが良作揃い。弥二郎の妻たかとインドの少女ヴィーナが良かった。

  • rosetta

    ★★★★✮これもまた読み終わるのが勿体ない本だった。勿体なさすぎて途中で中休みを入れたほどだった。『熱源』の感動を何度も思い出した。決して物足りない訳では無いがどうしても短編集なので「え、ここで終わり?川越さん殺生でっせ!」と言う感想は避けられなかった。時代や大きな支配者に戦いを挑む人達の物語。特にモンゴルやインドのの独立に関わる二篇には大長編を読んだような満足感があった。これで図書館で予約待ちなしで借りられるなんて、世間の人は賞とかテレビで紹介された本にしか興味は無いのだろうか?

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