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川端康成と書

川端香男里

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784763018250
ISBN 10 : 4763018256
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

夏目漱石、島崎藤村、芥川龍之介、北原白秋、若山牧水、横光利一、林芙美子…川端が愛蔵した書、一挙公開。

目次 : 第1章 歴史に名を残す名筆家の書/ 第2章 文豪たちの書/ 第3章 川端康成の書/ 第4章 川端康成宛の書簡

【著者紹介】
水原園博 : 公益財団法人川端康成記念会理事・事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • gtn

    川端康成が所有していた文豪の書の変遷が興味深い。書の素養があるのは白秋くらいまで。徳田秋声も白秋と同世代だが、もう怪しい。差し障りがあるのか断言したものを目にしたことはないが、太宰、三島由紀夫は下手くそ。

  • gtn

    川端康成の妻秀子に宛てた島木健作の詫び状を、川端が軸装したのも分かる。内容は、道端で島木が女房に大声で叱ったため、とばっちりを掛けたというもの。その他、この頃早起き励行しているという割には、今日がその初日だったり、信州旅行したいと念願しながら、熱海に行きそうになったり、捉えどころがない。川端のことにも若干触れているが、「何卒おだいじにと申し上げて下さい」と伝言を託す始末。こんなのんきな手紙を書く本人が、農民運動で四年間も獄中生活を送ったという事実に惹かれる。

  • クラムボン

    川端康成が蒐集した文人の書、そして川端自身の書と書簡を紹介する。明治以降の文人の書が中心です。文壇の中心人物なので交友関係は広く、その中で蒐集した文豪たちの墨蹟は眩いばかりだ。纏まって書を見るのは初めてなので、何やら目移りしてしまう。その中で一際異彩を放つのが草野心平の琉球古典舞踊「醜童」の一節。「 心平生来の性格と道程が、今や熟して、今日稀な名筆となった。」とは川端の評 。「書は老いとともによくなりこそ悪くはならない。そこが東洋の芸術としての書のありがたさである。」と語る川端の書は骨太だ。

  • こさと

    地元図書館の本。

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