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ISBN 10 : 4894342677
Content Description
生物学、霊長類学、文化人類学の最新の研究成果を総合する世界的水準における初の学際的インセスト・タブー論。
目次 : 1 最先端の自然人類学・文化人類学の知から(「間違い」ではなく「適応」としての近親交配(青木健一)/ インセスト回避がもたらす社会関係(山極寿一)/ インセストとしての婚姻(出口顕)/ 幻想と現実のはざまのインセスト・タブー―フロイトからレヴィ=ストロースへ(渡辺/公三))/ 2 コメント・批判・あらたな問い(インセスト・タブーについてのノート(西田利貞)/ インセストとその象徴(内堀基光)/ 性と「人間」という論理の彼岸(小馬徹))/ 3 文芸の深みから(自然過程・禁忌・心の闇(古橋信孝)/ 自涜と自殺のあいだ―近親相姦序説(高橋睦郎))
【著者紹介】
川田順造 : 1934年東京生まれ。東京大学教養学科(文化人類学)卒業。パリ第五大学民族学博士。東京外国語大学アジア・アフリカ言語研究文化研究所教授を経て、現在広島市立大学国際学部教授。文化人類学。主著に『昿野から―アフリカで考える』(中央公論新社、第22回日本エッセイスト・クラブ賞)『無文字社会の歴史』(岩波書店、日本民族学振興会・第8回渋沢敬三賞)『サバンナの音の世界』(白水社、昭和59年度文化庁芸術レコード部門優秀賞)『声』(筑摩書房、第26回歴程賞)『口頭伝承論』(平凡社、第46回毎日出版文化賞)等多数。1991年、フランス学士院よりフランス語圏大勲章を、1994年にフランス政府より文化功労賞受賞。日本民族学会、日本口承芸学会をはじめ国内外の多数の学会活動に参加、要職を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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