Books

エチオジャズへの蛇行

川瀬慈

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784276135727
ISBN 10 : 4276135729
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
川瀬慈 ,  

Content Description

「エチオピア北部のペンタトニックスケール(五音音階)を基調とするジャズであるエチオ・ジャズ。(中略)それはジャズという、アフリカ大陸とのつながりを持ちながらも、西欧にその中心基軸を移して発展し、商業化したモンスターを、いったん脱中心化し、エチオピアの土地の旋律を基軸にしながら探求する運動である。」(本文より)
著者が長年フィールドワークを行ってきたエチオピアの音楽家たちとの交流に基づいて、エチオピアのポピュラー音楽の魅力を伝える1冊。エチオピアの音楽様式とジャズ、ロック、ファンク等の要素が混ざり合い、花開いた帝政末期(1960〜1970年代前半)のポピュラー音楽。そのルーツにある皇帝とアルメニア人孤児たちとの出会い、軍楽隊から世界的なスター歌手・奏者となった巨匠たちの素顔、近年、世界各地への越境を重ねるエチオピア音楽についても紹介する。著者の映像作品や音楽の動画QRコードも掲載。

【著者紹介】
川瀬慈 : 1977年岐阜県生まれ。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。国立民族学博物館教授。専門は映像人類学。エチオピアの音楽や宗教を対象に多数の民族誌映画を制作。人類学、シネマ、アート、文学の実践の交点から新たな知の創造と話法を探求する。主著に『ストリートの精霊たち』(世界思想社、2018年、鉄犬ヘテロトピア文学賞)、『エチオピア高原の吟遊詩人 うたに生きる者たち』(音楽之友社、2020年、サントリー学芸賞、梅棹忠夫・山と探検文学賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • かふ

    エチオジャズはエチオピオのジャズということなのだが、本の中にQRコードが付いていてそれが動画サイトとリンクして実際に演奏が聴けるようになっている。それは日本人好みの演歌とかチンドン屋メロディで興味深いものだった。本は地元のミュージシャンにインタビューしたりエチオピアの音楽文化の歴史を紹介というフィールドワークを主体とした本で面白い。その手法がジャズ的な即興演奏というような出たとこ勝負みたいなスタイルなのか、著者もブルーズマンだった(ブルーズと書くところにこだわりがある)。

  • Go Extreme

    起源:エチオピア音楽 伝統楽器 五音音階 帝政時代 ハイレ・セラシエ 政治的背景 独立運動 国民アイデンティティ 歴史的発展:1960年代発展 1974年軍事政権 音楽家迫害 海外流出 再評価 国際的広がり 主要アーティスト:ムラトゥ・アスタトゥケ エチオピーク ゲクチョウ・メクリヤ サックス奏者 フランシス・ファルセト 音楽プロデューサー 音楽的特徴:ペンタトニック メロディ 即興演奏 独特なリズム 西洋ジャズ融合 文化的要素 文化的意義:エチオピア文化 表現手段 社会変革影響 音楽の未来 伝統と革新

  • Sunekosuring

    図書館本。ジャズ好きな割になんも知らなくて触れたことないものに触れてみようと読んでみた。エチオジャズ、とは本書でも定義は難しそうな印象を受けたがエチオピア発祥の音楽が再発見されジャズと融合し発展してきたもののようだ。本書ではYouTubeがQRで紹介されその一端に触れられるが、驚くことに雅楽を思わせる馴染み深い音であった。ペンタトニックであるからなのがその理由である。五音で構成するとそういう音になることと知らなかった。本から触れる音楽もまたよし。

  • 林克也

    川瀬慈さん、ブルーズギター弾きだったんだ。なるほど。 いいな、研究者って。研究成果やその過程を読むだけで済む私にとっては、ですが。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items