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あみかけクジラ クジラむかしむかし

川村たかし

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784776408895
ISBN 10 : 4776408899
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

およそ400年前、紀伊国・太地では、クジラは村人が生きるための大切な糧だった。太地の漁師たちは、クジラと向きあい、クジラとともに生きていた―太地の大男、でんじは、村一番の漁師だった。ある日、入り江の外に現れたクジラをしとめようと、でんじは一人で立ち向かう。雄々しいその姿に仲間たちも心動かされ、村をあげてのクジラとりが始まった。クジラむかしむかし三部作待望の復刊!

【著者紹介】
川村たかし : 1931‐2010。奈良県に生まれる。奈良県学芸大(現・奈良教育大学)を卒業後、花岡大学に師事し創作活動を始める。奈良県五條市の小・中学校・高等学校教諭を経て、奈良教育大学、梅花女子大学教授を務めた。1978年『山へいく牛』(偕成社)で野間児童文芸賞を受賞、1980年『山へいく牛』『北へ行く旅人たち‐新十津川物語』(ともに偕成社)で路傍の石文学賞、1989年『新十津川物語』全10巻(偕成社)で日本児童文学者協会賞、産経児童出版文化賞大賞、1995年『天の太鼓』(文渓堂)で日本児童文芸家協会賞他受賞多数。2002年紫綬褒章、2010年旭日小綬章

赤羽末吉 : 1910‐1990。東京に生まれる。1959年、日本童画会展で茂田井賞受賞。1965年『ももたろう』(福音館書店)、『白いりゅう黒いりゅう』(岩波書店)でサンケイ児童出版文化賞、1968年『スーホの白い馬』(福音館書店)でサンケイ児童出版文化賞、アメリカ・ブルックリン美術館絵本賞、1973年『源平絵巻物語・衣川館の巻』で講談社出版文化賞、1975年『ほうまんの池のカッパ』(銀河社)で小学館絵画賞、1980年国際アンデルセン賞・画家賞を受賞。他受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ☆よいこ

    クジラむかしむかし@ひよりじいさんが語る昔話。でんじという大酒飲みの乱暴者がいて、一人で漁をしていた。いえもんは村の人達と協力してくじら漁をやることを決意する。いよいよの時、でんじの思わぬ活躍で母親くじらをしとめるがでんじは...▽赤羽末吉さんらしい、力強い絵本。

  • ちえ

    〈クジラむかしむかし三部作の一作目〉昔々、紀伊国太地の話。クジラを生きるための糧として大切にしていた太地の村。村一番の漁師でんじは酒飲みの一匹狼。人の言うことなんか聞こうとしない。ある日親子で来た子供のクジラを獲ろうと一人で海に出る。子供を守ろうとする母クジラ、赤羽末吉の絵の迫力。

  • どら母 学校図書館を考える

    豪快で繊細

  • 絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

    クジラむかしむかし@ 全3巻 約400年前、紀伊国・太地で行われていたクジラ捕り(捕鯨)のおはなし。一匹狼的なでんじ、いえもんを中心に立ち上がる村人たち、そして母子クジラ 全3巻の序章だと思うと、先の話も期待できる。村総出で舟や網を作っているところは見開きのページになっています。 【SDGs8 働きがいも経済成長も(仕事 職業 漁師・海女・猟師・木こり)】

  • うー

    <絵本>紀伊国のくじら捕りのお話。村は貧しく、総出でくじら捕りの準備にとりかかるが、村人と距離をおき、飲んだくれで腕っぷしが強い男でんじは、その仲間には入らず、一人でくじらに向かっていく。でんじは、親子くじらの子くじらを狙うが、母くじらが激怒。 勇ましい漁の様子、荒々しく抵抗する親くじら。赤羽末吉の絵が素晴らしい。

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