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ISBN 10 : 4641165874
Content Description
経営陣による自社買収というM&A取引のベネフィットは、コストを上回るのか。現代の株式会社制度に対して「上場とは何か」を問いかける、MBOの役割を包括的なデータセットに基づき明らかにする。
目次 : 日本のMBO―概観と分析視角/ 第1部 非公開化型MBOの実証分析(株式非公開化の動機―MBOと完全子会社化の比較分析/ 非公開化型MBOの異質性―動機、買収プレミアム、エグジット/ バイアウト・ファンドによるMBO/ MBOとパフォーマンス改善/ MBOと会計操作―買収ストラクチャーと裁量的発生高/ 公正性担保措置と少数株主利益)/ 第2部 ダイベストメント型・事業承継型MBOの実証分析(企業リストラクチャリングのツールとしてのMBO/ MBOによる子会社売却と株式市場の評価/ オーナーによる株式売却)/ MBOと日本企業の今後
【著者紹介】
川本真哉 : 南山大学経済学部教授、京都大学博士(経済学)。1977年生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。早稲田大学高等研究所助教、新潟産業大学経済学部専任講師、福井県立大学経済学部准教授、南山大学経済学部准教授を経て、現職。専攻:コーポレート・ガバナンス論、数量経済史。主要著作「MBOはパフォーマンスを改善させたのか:株式非公開化に関する実証分析」(『証券経済学会年報』第55号、2020年、令和3年度証券経済学会・優秀論文賞受賞):『日本の持株会社:解禁20年後の景色』(下谷政弘との共編、有斐閣、2020年、第15回M&Aフォーラム賞奨励賞『RECOF奨励賞』受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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