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荒野のオデュッセイア 西部劇映画論

川本徹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622078166
ISBN 10 : 4622078163
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2014
Japan

Content Description

『大列車強盗』ははたして「史上初の西部劇映画」か否か?カウボーイはなぜ入浴シーンで帽子をかぶったまま葉巻をくゆらすのか?モニュメント・バレーはいかにしてアメリカ西部を象徴する景観となったのか?

「未開と文明の接触点」としてのフロンティアは、北米大陸から消滅したはずの20世紀以降も種々のメディアにおいて存続してきた。中でも、その最大の増幅器となったのが映画である。荒野の風景とテクノロジーの発展を軸に、また地上から「宇宙と核」に移行した現実世界のフロンティアとの交錯を捉えつつ、イメージに潜む想像力の系譜を鮮やかに解き明かした本邦初の本格的西部劇研究の書。

【著者紹介】
川本徹 : 1983年、広島市生まれ。東京外国語大学外国語学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。日本学術振興会特別研究員PD(慶應義塾大学文学部)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 山のトンネル

    アメリカ、西部劇、宇宙開発、フロンティア、トイストーリー、映画論

  • owl&shepherd

    鉄道と核兵器、西部劇の男子の「入浴シーン」、『2001年宇宙の旅』の視線と眼球の解析は興味深かった。映画道は尽きない。

  • eraser head

    野蛮と文明の交点として、特に西部劇における風景に関する表象について、フロンティアを「西部」と「科学技術」の二つの位相(大地と宇宙)から分析し、そこ(西部劇という物語の中)で生きるカウボーイを自然と文明の狭間で変容する(相互に反転しうる)、ひいてはそれを観ている鑑賞者を視点の逆転へと誘う装置として考察する。西部劇はアメリカの神話に他ならないとは多くの論者が指摘するところではあるけれども、一体どのようにしてその認識が支持を得るに至ったか、その発見と消失を一挙に結実させたところにアメリカの欲望の在処を探る。

  • c3po2014

    ★★★★★ 品川区立荏原図書館

  • 空のサカナ

    おもしろい

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